講演録『ライフスタイルを持つ生き方』Part3
どうしたら理想のライフスタイルを持てるようになるのか? トークセッションから出てきたキーワードは、「夢中になる」、「探す、見つける」よりも「やめる、手放す」。憧れのライフスタイルを送る3人からのヒント満載ラストメッセージ。
2018年9月29日開催
しつもんカンファレンスin OKINAWA ミッドナイトセッション2
▼登壇者情報
スピーカー/
松田 然
働き方実験家
鈴木 克彦
起業家育成の専門家
マツダ ミヒロ
質問家
質問家/
岡谷 佳代
やめたいこと、いらないもの、必要な要素
岡谷:たとえば、今、自分のライフスタイルがわからない人は多いと思います。そこにいくためにやめたいこととか、生活の中で、「これをなくしたらもっと理想のライフスタイルに近づくんじゃないか」とか。
3人とも完璧なのかなって、みなさん思っちゃってるかもしれません(が)、3人もやめたいことはあるのでしょうか?
然:自分はがむしゃらに働いてる人なので……と、言ったらおかしいかもしれませんけど、実験中のところで言うとですね、やめたいのは、”余裕のない働き方”なんですね。
余白が作れない状態が自分はちょっと……、余白がない生き方。
岡谷:余白がない生き方。
然:は、したくないので、余白をどう作るか? みたいなところで、あえて暇な時間を作ると、そこに入ってくるものとかがありますし。
岡谷:何があると、余白がなくなっちゃうんですか?
然:ワーカーホリックのときは、「人に認められたい」とか、「お金がもっと欲しい」だったりが強くて、当たり前のように「仕事を頑張ることが正義だ!」みたいな時代があったんですけど、そのときは心の余裕も時間の余裕もほとんどなくて。余裕ができたらまた(そこに)仕事を入れ込むみたいな。
岡谷:なるほど。余白があると、どんどん仕事を入れ込んじゃう。
然:予定を入れる、それが安心だった時代もあった。今も、仕事はもちろん大事だと思いますが、余白をあえて作るようにしてますね。そこに理想のライフスタイルを作るヒントがあると思っています。
岡谷:余白を作ることを大事に。
然:大事にしてますね。
岡谷:ありがとうございます。ミヒロさんは?
ミヒロ:いらないもの?
岡谷:自分の中のやめたいもの、いらないものとか。
ミヒロ:やめたいのは乗り物酔い(笑)。
然・岡谷:(笑)
ミヒロ:移動っていうかね、移動もやめたいんですけど、違う場所に滞在するのはやりたいんですよ。
鈴木(のっぽさん):それ、ドラえもんになるしかない(笑)。
岡谷:どこでもドア、開けるやつですね。
ミヒロ:移動はねぇ……、なんていうかな、移動して旅したいわけじゃないんですよ。
鈴木(のっぽさん):移動しなくて旅できるんだったらいちばんいいよな(笑)。
全員:(大笑い)
ミヒロ:移動……、移動が嫌なんですよ。
岡谷:移動が嫌ですか?
ミヒロ:移動がやだ。
岡谷:移動の何が嫌なんですか? 時間なのか、荷物なのか。
ミヒロ:負担。
岡谷:負担?
ミヒロ:身体の負担と気持ちの負担。でも同じところにずっといるのは、もっと負担。
岡谷:もっと負担なので、それだったら移動を選ぶ。
ミヒロ:そう。でも……、乗り物酔いがなかったら、まぁいいかな?
岡谷:じゃ、誰か乗り物酔いが解決できる方、お願いします。
ミヒロ:催眠術お願いします。
然:自転車いいですよ。
ミヒロ:あ、自転車!
鈴木(のっぽさん):自転車に酔う人聞いたことないもんね。
ミヒロ:たしかに!(然の方を見て)え? でもハワイにどうやって行きますか?
然:ハワイですか?(笑)
ミヒロ:(自転車をこぐジェスチャーをしながら)海をこうやって。
然:そこ(海)はまだ未開発ですけど……。
鈴木(のっぽさん):未開発。(実験)してるんだ(笑)。
全員:(大笑い)
然:まだ実験してなかったので、これから。
岡谷:ぜひ、してもらいたいですね。
然:自転車だと移動がメインなんで。AからBに行く……。
ミヒロ:あ、だからぼくね、自転車の旅は考えられない(笑)。
鈴木(のっぽさん):いや、普通考えられないです(笑)。
全員:(大笑い)
ミヒロ:そうかぁ。
岡谷:ま、でも酔わないですよね。
ミヒロ:いやいや、そこじゃない(笑)。
岡谷:そこじゃない?(笑)のっぽさんは? いらないもの。
鈴木(のっぽさん):いらないものっていうよりも、「やめて」ってお願いされてるのが、ぶっ通しで仕事をすること。
ミヒロ:どのぐらいぶっ通しでやるんですか? 準備から。
鈴木(のっぽさん):準備はそんなにすることないんですけど、今月9月でいうと、1日〜16日までは仕事してるんですね。それからは旅行に行ったりしてるんで。
で、16日間、朝の9時から夜の9時くらいまで、ず〜っと人がいるわけですよ。ず〜っとコンサルしてるか、なんかやってるわけですね。お昼も食べないで、16日間ず〜っとぶっ通しで仕事をしているんで、「身体に悪いから少し休んでね」ってすぐ言われます。
岡谷:ふ〜ん。
ミヒロ:それ、どうなったらいいですか? 理想のライフスタイル的には?
鈴木(のっぽさん):ぼくが倒れると困る人がいっぱいいるんだから「ちゃんと健康管理はしなさいよ」って言われますね。
岡谷:なるほど。
鈴木(のっぽさん):でもね、この前のセッションで出てましたけど、基本、気合いだと思ってますから(笑)。
全員:(笑)
鈴木(のっぽさん):(会場の人に向かって)気合い大事ですよね?(笑)
ミヒロ:気合いね(笑)。
鈴木(のっぽさん):だから、弱音を吐き出したら倒れるんじゃないかと思ってて。
ミヒロ:はぁ〜。
鈴木(のっぽさん):突っ走れるところまで、突っ走っちゃったらいいんじゃない。半月休んでるんだから。でも、それはやっぱり(奥さん的には)心配らしいんですよね。でも、そろそろ少しずつ休み取ろうかなと。
海とWifiと、もう一つ。快適に働く3つの要素
岡谷:これから描く理想のライフスタイルというのは、どんな形なんですか?
1日の時間だったり、お休み……、先ほど16日間働いて、残りは旅行に行ったりしているというお話があったと思うんですけど。みなさんが描く理想のライフスタイルとは?
ミヒロ:ぼく、朝起きてジョギングですね。
岡谷:(笑)
鈴木(のっぽさん):ないな(笑)。
ミヒロ:すみません。嘘でした。
岡谷:でしょ〜。
ミヒロ:でしょ〜って(笑)。
鈴木(のっぽさん):朝から泳ぐんじゃないの?
ミヒロ:あ! ぼくが快適に過ごして働く3つの要素をこの前見つけたんです。とりあえず、「これがあれば大丈夫」っていう。それはさっき言った、「愛とエネルギーある食事のバリエーションがある」、あとは「海がある」、あとは「WiFiがある」。
会場:(笑)
ミヒロ:この3つがあれば、だいたいどこでも大丈夫。何か1つでも欠けると、手が震え出すんです。
全員:(笑)
岡谷:鈴木さんは、3つの要素にすると……。手が震え出したり。
鈴木(のっぽさん):ぼくは、WiFiは今の時代必要なんで、あと海も必要ですね。
ミヒロ:あ! 海も必要ですか?
鈴木(のっぽさん):海、必要。ただ、ぼくがミヒロさんと違うのは、泳がなくていいんです。
ミヒロ:ぼくは”入る”海が必要なんです。
鈴木(のっぽさん):ぼくは”眺める”海。チャプチャプしてるのがいい、ぼくは。
岡谷:あともう一つは? WiFi、海……。
鈴木(のっぽさん):あとは、どこでもかみさんがついてきてくれること。
ミヒロ:あぁ〜。え? ぼくもですよ(笑)。
全員:(大笑い)
岡谷:増えましたけど(笑)。然さんは?
然:自分は、実験が、3ヶ月タームとか、1ヶ月タームとかでいろいろ増えるんですね。「この1ヶ月をこんな実験にしてみたい」って。なので、この3つとかではなくて、この3ヶ月は「健康」と「内省」とか……、あとなんだろう……。
ミヒロ:へぇ〜。
然:ちょうど明後日から10月ですよね。残り今年3ヶ月なんで、「この3ヶ月にどのテーマを実験するか」みたいなところで。
会場:ほぉ〜。
然:10月からの実験は、朝7時に起きて、スムージーを飲んで、筋トレに行って仕事を始めるっていうのがやりたいこと。
ミヒロ:あぁ〜なるほどね。
然:そのサイクルを3ヶ月実験してみて、たぶん途中で、起きるの苦手なので崩れていくと思うんで、あまり向いてなかったら、7時じゃなくて8時にしようってなっていく(笑)。微調整はしていく。
ミヒロ:実験する前に結果がわかっているということはないんですか?
然:あぁ。なんとなくできそうだなっていうことは……。
ミヒロ:ちょっとでも可能性あったら実験していく?
然:そうですね。
ミヒロ:なるほどね。
自分がどうしたいか。理想のライフスタイルに近づくほど、ストレスはなくなる。
然:47都道府県を自転車で全部周ったんですけど、そのときに「できなかったらどうしよう」って、ほとんど考えないんですよ。だいたい「できるだろうな」って、「どうやったらできるだろう?」って。長さなのか、体力なのか、お金なのか、というところでいろいろ実験してみる。もし最初から「無理だな」って思うことはあんまりしないかもしれないけど、だいたいできると思っています。
ミヒロ:なるほどね。
岡谷:でも、その辺りはどうですか? みなさん似ていますか? 「どのようにしたらできるだろうか?」って。
ミヒロ:そうですね、思考パターンは似てる。
鈴木(のっぽさん):「できない」って思ったことが、あんまりないですね。
ミヒロ:そうですね。
鈴木(のっぽさん):「どうやったらできんのかな?」とか「誰ができんのかな?」とかはよく。
岡谷:やっぱりそうやって、自分の中に問いを持っているというか、「どうしたらできるかな?」っていう、できる方向に……?
ミヒロ:じゃないと、ライフスタイルはつくれないような気がします。
鈴木(のっぽさん):そもそもやりたいことしかやらないんだから……。
ミヒロ:うんうん。そうですね。
鈴木(のっぽさん):なんとかすることを考えますよ。
岡谷:自分が楽しい方向に向かってるわけですもんね。
ミヒロ:だから、妥協した瞬間に、その思考パターンが、違う思考パターンになっていく。
鈴木(のっぽさん):そうですね。
ミヒロ:「どうせ」とか、「なんで」になっちゃうんじゃないかな。
鈴木(のっぽさん):やらされているものがないから、基本自分でやる。
岡谷:自分が主体……、ぼくがどうしたいか。
然:自転車旅してると、今日みたいに台風の日も走るときあるんですよ。そうすると、ほとんどの人が心折れると思うんですよ。
たとえばわたしが「自転車旅いいよ!」ってすごい啓蒙したから影響されてやったら、こういう大変なときに心折れて、それ以降やらなくなっちゃう。
でも、わたしは中2の頃からずっと好きでやっていたので、あんまり天候などの条件に疑問を持たず「楽しいなぁ〜」って思えます。自分で選んだ行動というところがいいなって。
岡谷:さっきのミヒロさんの”きっかけ”に近いですよね。”おかげで”より”きっかけ”だと、楽しく、動かせるきっかけじゃないですか。
ミヒロ:うん。いろんな人をね。
岡谷:そこも「こうしたら楽しいだろうな」って。
然:そうですね。きっかけは提供するけど、それを「絶対やれ」とかではない。
ミヒロ:あぁ、そうだね。
岡谷:そうですよね。自分のライフスタイルを手に入れて、どうしたらいいだろうかなって考えながら、これから先もどんどん形を変えていかれることでしょう。それは、やってよかったからその思考パターンになっていると思うんですよね。
それで、今までにやってみて得た、よかったことは……?
自分がその何かがよかったから、どんどん行動に移っていったと思うんですけど。
ミヒロ:ぼくはストレスが激減したと思います。で、そのストレスはたぶん精神的に大変だっていうのもあるし、肉体的にも大変だってあるし。でも、理想のライフスタイルに近づけば近づくほど、すごく楽にというか、自分らしく生きられるようになった気がします。
鈴木(のっぽさん):ストレスがないね。
ミヒロ:うんうん。
岡谷:ストレスがない。
然:ストレスないですね。
ミヒロ:ストレスがあると、自分のライフスタイルを生きてないっていうことになる。その指標としては。
岡谷:はぁ〜。
鈴木(のっぽさん):ストレスのかかる環境にいるっていうことだもんね。
ミヒロ:そうそう。
鈴木(のっぽさん):やりたいことやってればストレスはそんなに高くはない。
「○○馬鹿」で夢中になった経緯が……
岡谷:でも、今いちばん言われてるのは「ストレス社会」じゃないですか。ストレスがあるからメンタルヘルスが注目される。そのストレスがないって、時代の最先端であり、まさにみんなが研究したいこと。
だからこそ、”自分らしく”とかすごく盛んに言われてると思うんですけど……。
然:わたしがいろんな人を、取材している中で、たとえば「バスケ馬鹿」だったり、「仕事馬鹿」だったり、一回夢中になってやり切った経験があるからこそ……。
ミヒロ:なるほど!たしかに。
然:あると、工夫してストレスをなくす方法が見つけられるように……。
鈴木(のっぽさん):馬鹿最高なんだね。
岡谷:馬鹿最高。
鈴木(のっぽさん):(自分は)馬鹿だから(笑)。
岡谷:何馬鹿ですか?
然:わたしは、バスケだったんですよ。
ミヒロ:へぇ〜!
然:ずっとバスケやってましたし、仕事馬鹿なときもありますし……。そうですね、常に馬鹿なんですけど。
岡谷:常に(笑)。
然:(笑)夢中になったことはいっぱいありますね。だからこそ、旅も昔からずっと旅馬鹿だったんですけど、「旅に出れない理由って何かな」と思ったときに、仕事を休めないとか、周りからどう思われるかという人の目だったり、お金だったり。いろんな要素があったんで、それを一つずつ潰す実験をしていったら……。
岡谷:馬鹿になれたと。
然:そうですね。馬鹿になりストレスが減りました。
鈴木(のっぽさん):夢中になれるっていいね。
岡谷:そうですね。
ミヒロ:”夢中“って、けっこうキーワードかもしれない。ライフスタイルを見つけるときに。”夢中“。
岡谷:夢中。
ミヒロ:ネガティブなほうに夢中もそうだし、理想のほうの夢中もそうだし。まず夢中になってみるっていうのがいいのかもね。
鈴木(のっぽさん):そうだね。
岡谷:それは、そうですね。
今夢中になってることとか、これから夢中になっていくだろうなと思っていることは……、鈴木さん。
鈴木(のっぽさん):ぼくは奥さんが「やりたい」っていうこと。
岡谷:……に夢中。
鈴木(のっぽさん):うちのね、将来設計は全部ぼくじゃなくて、奥さんがやってる。
岡谷:素敵。ミヒロさんは?
ミヒロ:ぼくは明日のカンファレンスが無事に終わることを……(笑)。
全員:(笑)
鈴木(のっぽさん):それは大事だね(笑)。
然:大事ですね。今ので、何って言おうかわからなくなった(笑)。
全員:(笑)
然:そうですね。わたしはいろんな人と会って変わってきたので、逆に、今自分がそのきっかけをちょっと提供したい、というのもある。これからも「面白い人に会っていきたい」というところは変わらないんだろうな。「人と会う」というところは夢中になっていきたいですね。
岡谷:最後に……。
ミヒロ:はい。
岡谷:夢中になるために必要なものは何でしょう? そう言われても、どうやって夢中になったらいいのかな?と。人によると思うんですけど……。
鈴木(のっぽさん):自分がやってる仕事に価値を見つけることなんだよね。
ミヒロ:ほぉ〜。
鈴木:作業をしている人は、たぶんその価値に一生気づかないね。
ミヒロ:ほぉ、なるほど。
岡谷:意識して……。
鈴木(のっぽさん):自分の仕事に対して、どこが面白いのか、どこにやりがいを感じるのか、それを見つけられる人って、夢中になれると思うね。
言われたことをやってる程度の仕事しかしてなかったら、なかなか見つけられないと思うし。たぶん、自由だとか、権限を与えてもらえるような仕事の仕方をしてなかったら、それもなかなか見えてこないと思うんだよね。
だから、もちろん環境というのはあるし、お勤めしているとそこに上司とかいろんな要因も出てくるけれども、その与えられた環境の中で、自分の楽しみ方だとか、やりがいを見つけられれば、夢中にはなれると思う。
ミヒロ:なるほどね。
岡谷:ミヒロさんはどうですか? 夢中になる要素。どうしたら夢中になれるか?
ミヒロ:ぼくの場合は、夢中になれる何かを見つけるんじゃなくて、夢中になれない要素を手放していくほうがいいかな。
岡谷:あぁ〜。
ミヒロ:さっきの言葉で言うと、ストレスを感じることとか、ほんとうはやりたくないこととか、やらなくていいこととかを全部、まず可視化というか、自分で認識できるように、書いてもいいですけど。
それを1個ずつなくしていったら近道。
岡谷:明確にしていくっていう?
ミヒロ:明確にしてやめていくと、自然と近づくかなと。
鈴木(のっぽさん):なるほどね。
岡谷:ありがとうございます。
然:わたしも「やめていく」はやっていますね。あと、わたしはスマートにやれない、不器用なタイプなので、実験したり失敗していく中で気づいていくことが多いんです。
たとえば、同じSNSに投稿するのでも、Twitterに夢中になれる人もいれば、Facebook……かYouTubeかみたいな。そういうのも夢中になれたものをとことんやってみる。夢中になれなかったら、違うんだなって。
ミヒロ:実験だね。
「今の仕事」をいったん置いて。やりたいことは何?を自分に問うてみる
岡谷:最後に、この『理想のライフスタイルを持つ生き方』、みなさんが憧れている3人だと思うんですけども、ぜひカメラの向こうの、見ている方に一言ずつ応援メッセージをいただいて終わりにしたいと思います。
鈴木(のっぽさん):うまくいったらやりたいことをやるんじゃなくて、やりたいことをやるためにいろんなことをスタートしたらいいと思います。じゃないと、いつになるかわからないからね。
岡谷:そうですね。
鈴木(のっぽさん):ゴールがあんまり先だと現実味がないでしょ? だから、早く……1つでもいいんですよね。やりたくないことをやめるとか、やりたいこと1つやってみるとか。そういう、何か1つでも決めて、そのために行動し始めたら、人生がどんどん変わっていくと思います。
岡谷:はい。ありがとうございます。では、然さん。
然:はい。“自分が求める感情”を得ることを目的にしていて。たとえば、「わくわくしたい」だったり、「達成感を得たい」っていう目的を設定して、そこにいけるかどうかを実験してるんですね。
どれだけの数値の売り上げを上げたかとか、アメリカに行くとかの目標ではなく、そこでどういう感情を得たいかというのが目的。
その感情が得られるか行動してみる。感情目的を設定して実験してみるっていうことをしてるんで。皆さんも自分が目指したい感情を設定してみるといいと思っています。
岡谷:自分の得たい感情をしっかりわかってないと……。
然:最初はわからないかもしれないけど、挑戦(実験)していると自分にとってどういう感情を得られる状態がいいんだなって、だんだんわかってくる。
岡谷:なるほど。最後にミヒロさん。
ミヒロ:ぼくは、今やっている仕事を置いておいて、どのように生きたいかを考えてみよう、かな。
岡谷:今日みなさんからお話があった『自分のライフスタイルを持つ生き方』。「これやったらいいな」と思うものがあったら、ぜひ、今日から始めてみていただきたいと思います。
ほんとうにありがとうございました。(拍手)
会場:(拍手)
写真記録チーム/田島聖子、多賀 健、猪野裕介