なぜ、クルーズに乗ると人生が豊かになるのか? 日常から離れ、枠を外す時間を持とう

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講演録『なぜ世界中のエグゼクティブは船に乗るのか?』Part3

 

セッションの終盤は、それぞれのクルーズとの出会いのエピソードから。乗る度に自然に自分のスタイルができてくる、というクルーズの魅力を、あらためて3人のスピーカーに語っていただきました。

2017年9月30日開催
しつもんカンファレンスin OKINAWA セッション3A


 ▼登壇者情報

スピーカー/
宮地 理津子
Current-R株式会社代表
日本医療ホスピタリティ学会 理事
日本歯科医療コーディネーター協会(JAMDPC)代表

仲町 康治
Mr.クルーズ

東山 真明
マーキュリートラベル株式会社代表

質問家/
WAKANA
ホリスティックライフコンサルタント


 なぜ、クルーズに夢中なの?

WAKANA:全然、話が飛んで申し訳ないんですけれど。あのね、せっかくこの3人が、今、クルーズを通してお話しくださっているので、もうちょっとパーソナルなところを聞いていきたいと今思ったんですけれど。

仲町さんは、そもそも何でクルーズにこんなに夢中になったんですか。

仲町(Mr.クルーズ):そうですね、僕は、もともとは旅行業界にはいたんですけれど、最初はバス会社なんですね。アメリカのバス会社の日本の支店で働いていたんだけど、18年間働いて、4人の会社で3人が辞表をポッと出しちゃったわけ。

で、事務所を閉めることになって、その時は、全然そういう、クルーズに行くとかそういうのはなかったんだけれど。ぶらぶらしてて。

それで、バスの時にお客さんとして出入りしていた旅行会社が、「ロイヤルカリビアンという船会社の代理店になったから、手伝って欲しい」って言われて。それでまったくクルーズなんて考えたこともないし、乗ったこともないし、でも面白そうだなと思って入った。

入ったらすぐ研修で、あの、その時は4万3000トンくらいのちっちゃい船でね。「乗ってこい」って、あの、船の上でもうミーティングがあるんですよ、船会社の人間と。

それを2回続けて乗って。それから、いいなあって思ったのが最初ですよね。

WAKANA:その、いいなあと思ったポイントは、どんなところだったんですか?

仲町(Mr.クルーズ):そうねえ、こういう旅行があるんだっていう。

今まではどうしても、飛行機で飛んでバスで移動して、移動するだけでくたびれちゃう。船の場合は、もうゆったりしているので、まったく疲れない。そして、起きたら違う国がもう目の前にある。そういうのを体験してくると、もう「クルーズじゃないと大変だなぁ」ってね。なっちゃったんですよね。

WAKANA:なるほどねぇ!もうそれで、クルーズに夢中になって、ずっとじゃあクルーズ。

仲町(Mr.クルーズ):あのねぇ、25~6年前だと、クルーズに行こうという人がいないんで、どうやってクルーズの魅力を伝えるかとか、そればっかりなんですよね。

WAKANA:はいはい。

仲町(Mr.クルーズ):だから、そういうふうにやっていくから、こっちもモチベーションがどんどん上がっていく。その使命感みたいなものが、生まれてくるわけ。

「こんなにいいものをなんで知ってもらえないのか?」っていう。そういうのが今につながっていますよね。

WAKANA:なるほど。でも、そのね、クルーズ会社を辞められた後も、クルーズが好きで、クルーズに乗れるような働き方をされているんですよね。

仲町(Mr.クルーズ):いや、もうそれはミヒロさんとWAKANAさんと出会って、一緒に企画していったりしているから。だけど本当はね、その前に、もうクルーズから足を抜こうかなと思っていたんですよ。

WAKANA:えーっ、そうなんですか。それはどうして?

仲町(Mr.クルーズ):いっくらクルーズのことを言っても、ついてこない。お客さんが。

WAKANA:体験しないとわからないですもんね。

仲町(Mr.クルーズ):そうなの。だけどみんな乗ってみたいという憧れは持っているわけ。「だけど自分には関係ない」っていうアレがあるんで、それを取ってあげることによって、「行こうかな」とか。あるいは、こういう会で同じような人たちが乗ると、そこからなんか生まれてくる、お客さん同士で。

そういうのを見ると、ますますもう、「船、もっとのめり込まなきゃ」という感じに、今なっているんですよね。

WAKANA:うんうんうん、なるほど、それで真っ直ぐにクルーズに生きているわけですね。

仲町(Mr.クルーズ):そうですね。

WAKANA:ありがとうございます。東山さんは、なぜ船が好きになったのですか?

 

子どもの頃の家族旅行がクルーズ?!

東山:船。なぜかねぇ、あの、うちの親父が船が好きだったんですよ。子どもの頃、家族旅行が日本の船で、国内ですけどね。家族旅行が全部、船だったんですよ。

WAKANA:えーっ!すごい!

東山:やっぱりその影響が、大きいですね。

WAKANA:すごい!その当時に、すごいですね。

すでになんかもう、バカンスっていう概念を体現されていた。

東山:うん、日本の船ですけど、家では食べたことのないような、たとえばね、あの朝食でオートミールとかね。

WAKANA:はいはいはい。

東山:ぼく見たことなかったですよ。40年前ですからね。

WAKANA:そうですよね、はい。

東山:どうやって食べるんだろうって話。だから、船の上は立派な西洋だったんですよね。

WAKANA:日本の船でもね。

東山:うん、その辺から駆り立てられるものはありましたよね。

それで、ぼくは実家が大阪なんで、神戸ですよ、客船との出会いってのは。クイーンエリザベスⅡ号とかね、世界一周の途中で来て、でも、もう、外国船なんて、乗るなんてありえない時代。一生ありえないと思っていましたから。

でも、今こうやって自分で働いて、それこそ、一泊1万円からね、始めたんですよ。「ああ、俺行ける、十分いける予算だ」と思ったんですよ。

だからいい時代になったと思いますよ。昔はありえないですよね。外国船に乗るなんてもう。

仲町(Mr.クルーズ):やぁ、僕なんかの時は、一生のうち1回海外旅行に行ければいいっていう時代だったから、今は、やっぱり天国ですよね。

WAKANA:ほんとですね、天国です(笑)。嬉しそうなこの笑顔!

なるほどね。じゃあもう、子どもの頃の船への憧れが、今こうして仕事になっているんですか?

東山:うん、最初は親父も零細企業で、すごく商売とかに苦労したんで、「とにかくお前はもうサラリーマンになれ」と、「ちょっとでもでかい会社で安定した仕事に就け」とばっかり言われました。

俺もバブル期で、アホ学生で、やりたいこともなくて、もう引く手あまたですよ、仕事。いろんな業種も受けて、適性を相手に決めてもらおう、そんな舐めた感じだったんですよ。

で、いったんなりました。サラリーマン。

でも、なんか、あの、船の会社を作っちゃったんですよね。だから、遠い昔にやっぱり情操教育のいいのを、受けたんだなって今思いますよ。何十年前のあれをやってみたいって、思ってしまったんですよね。

ちょっと、親には、「船で飯食うから」なんて最初は言えなかったですよ、全然。だから、実績を見せつけて、「それならよかろう」って、今でもどう思っているかなんて、わからないですけどね。

WAKANA:えーっ、でも嬉しいんじゃないですか。ね、要はね、幼少のころ連れて行った船がきっかけで、今の仕事についたっていうのは、すごく素敵。

東山:商売としてはすっごく難しいですよ。

WAKANA:そうでしょうねぇ。

東山:やっぱお客さんが少ない商売というのは、本当に難しい。だから好きじゃないと続かない商売でしょうね。

仲町(Mr.クルーズ):それでね、いい船会社とかね、いいバス会社とか、そういうところじゃないと、やっぱりこっちのモチベーションも上がっていかないんですよ。

普通の、そんなに魅力もないようなクルーズもいっぱいあるけれど、そういうところで働いている人は、クルーズの魅力、あんまり伝わってこないよね。

東山:まぁ、あれですよ、数字に追いかけられて。

仲町(Mr.クルーズ):そう!まぁ、自分がのめり込んでいる人が、こういう人みたいな人がやっぱりいるんですよ。

WAKANA:本当、そういう方たちが、日本に、新しいライフスタイルをもたらすきっかけになっているんだろうな、と思うんですけれど。

 

クルージングはライフスタイルを見つめる場

ライフスタイルといったときに、「オンとオフがうまいよね」って、さっき理津子さんがね、みなさんを見ておっしゃったと思うんですけれど、日本人の方のライフスタイル、どう思われますか?

理津子さん:えーっとね、私も日本人なんで、そうですよね。

WAKANA:だからこそ感じること、見えること。

理津子さん:だからこそ……。あー。

まずはあの、私が今日のセッションのテーマでいうと、私が学生の時から、「あぁ、この人素敵だなぁ~」と思うような方って、必ずクルージングの話題が出ていたんです。

WAKANA:えーっ! そうなんですか?

理津子さん:で、たとえばあの、私、学生の時、リスニングの関係で留学していたんですけれど、そこでも素敵だなあって思うと、必ず出てくる。

で、私なんて、「クルージングってなんだろう」っていう感じでしたので、すごく単純なんですけれども、私の頭の中で、素敵で、とても豊かで、ある意味成功されている方って、イコールみたいなもので結ばれていたんですね。

で、(クルージングって)なんなんだろうなあって思っていて、まあ、自分が乗ってみて、また話が戻ってしまうんですけれども、旅行、観光旅行とかではなく、本当にそのライフスタイル、自分の時間? もう、いろんな考え方があると思うんですけれど、やっぱり時間ってものすごく大切で、それが、本当に問われる。

じゃあ、あなたはあなたの時間をどういうふうに定義していますか?という質問。

ミヒロさん大丈夫ですか? こういう質問。
問われる。あの、問われるっていうか、自分で問いたくなる。それがクルージングだなぁと思って。

あ、そうか、素敵だなぁと思っていた方って、常に常にそういう質問を自分で投げかける。自分はどうしていきたいのか?何を大切にしていきたいのか?っていうようなことを、おそらく、本当に厳しくこう、自分で自分に質問をして、だからこんなに素敵なんだな、この人のライフスタイル。

というふうに、私の中で解釈していたことを実際に体験しました。

WAKANA:なるほどね。それがクルーズでの時間というところとつながってくるということですね。

理津子さん:すごく。

仲町(Mr.クルーズ):僕が時々、というか、前、クルーズの添乗員でやっぱり何度も行っているんですけれど、もう成田で、「私、添乗員しません」ということを宣言するわけ。

WAKANA:はいはい。

仲町(Mr.クルーズ):というのは、その船の上っていうのはいろんな気づきのある場所なので、あの、英語に自信がなくたって、なんかねぇ、身振り手振り伝わるんですよ。

それを体験して通じたときの喜び、それもクルーズの一つ、楽しみの一つだと思っているので、「そういうことはしません」と。だけど、本当に自信がなければ隣にいてあげると。そういうようなスタイルでずっとやってきている。

普通の旅行会社だと、すべてスケジュールを決めてね、引っ張り回しちゃうから、疲れちゃうんですよ。

WAKANA:そうですよね。忙しいですものね。

仲町(Mr.クルーズ):だからそういうふうに突き放しちゃうと、あの、自分で生き延びていくというか。それには、3泊、4泊が必要になっちゃうわけ。そのあと楽しめるように。ね。うん。

理津子さん:あの、すごくそれで面白くて。

やっぱり言葉というものは、ね、一つ、足踏みをしてしまうのなのかなと思うんですが、私の父は、ほとんど英語も片言ぐらいなんですが、私たちが寄港地で(観光に)行っちゃうと、彼は自分でやんなくちゃいけないわけなんですよね。

で、うちの父はコーヒーフロートが大好きで、3時くらいにね、「コーヒーフロートを頼めた、飲めた」と。「どうやって頼んだの?」って。あの、結構難しいんです、アイスコーヒーっていうだけで(注文するのが)難しいんですね。なんですが、ちゃんと頼んだ、と。

WAKANA:あの、アイスが乗っているやつですよね。

理津子さん:そうなんですよ。

WAKANA:あれ、ないんですよね、外国にね。あれ、日本の飲み物なんですよね。すごい!

理津子さん:ないですし。で、飲めたと。そしたら、次の日から彼はもう、彼のライフスタイルがあるから、ちゃんとそこに行くと、もう、ちゃんと覚えていてね、コーヒーフロートが出てくる!って言うんですねえ。

なんかそういうところも、すごくホスピタリティというところも、あのなんとかなるんですよね。そうやってね。はい。

仲町(Mr.クルーズ):なります、うん。

WAKANA:そういう意味では旅行じゃないですよね。もう、なんか自分でその旅を作っていくような、それがクルージングなのかもしれないですね。

理津子さん:そうそう、すごく父もそれが楽しかったと言っていました。もう、身振り手振りでやったんだと思うんですけど。

仲町(Mr.クルーズ):だから、クルーズって一回じゃ、そのレベルまでなかなか行かなくても、何度も積み重ねていくと、だんだんそういうふうになっていくんで。

言葉じゃないっていうのがね、だんだんわかっていくような気がするんだよね。

WAKANA:へえ、やはりね。

自分に問いかける時間が長ければ長いほど答えが出るように、クルーズの時間をね。

仲町(Mr.クルーズ):どうやって過ごしたら良いかというのは、最初よりも3回め、4回めの方がわかってくるから、快適になっていくわけ。

 

なぜ、クルーズに乗ると、人生が豊かになるのか?

WAKANA:おもしろい~。では、そろそろ最後の質問をしていきたいなと思うのですけれど、お三方がね、体験したり、あといろいろ見たり触れたりした中で、「なぜ、クルーズに乗ると、人生が豊かになるのか?」というところを、ご意見を聞きたいなと思うんですけれど。

仲町(Mr.クルーズ):そうねぇ、とにかくもう、あの周りが全部海だというだけで、やっぱりこっちが、そういう気持ちになってくる。かな。普段の生活から切り離される。

で、日本にいたらば、どこに行ったって、仕事のことだとか家族のことだとか、いろんなことがやっぱり頭から離れないんだけれど、船の上に行くとそれがゼロになる。だから、いろんなことが逆に考えられる。うん。

WAKANA:確かに。

仲町(Mr.クルーズ):そう思いますけどねぇ。

WAKANA:なるほど。ありがとうございます。東山さんは?

東山:はい。えっと、二つあって、一つはディスティネーション、どこに行くか?ですよね。

WAKANA:はい。

東山:たとえば、あの7月にご一緒した船は、今から南極に行っているんですよね。

今年の2月に行って、やっぱりそれが究極のディスティネーション、手つかずの地球ですよね。まぁひと財産飛びましたけど、安いもんですよ、その感動に代えたら。

もう一つは、人ですよね。やっぱり僕の場合、外国船の専門分野なんで、いろんな国の人が乗っていると、考え方が根底から違うんですよね。

WAKANA:なるほどねぇ。

東山:もう、特にフランスの船は半分以上フランス人ですよね。僕らにとって大事なことが、日本人にはどうでもいいじゃん、と。僕にどうでもいいことが、彼らは大事だったり。

その細部の美意識というかね。考え方の違う人と交わることが、おもしろいんじゃないですかね。

WAKANA:おもしろいですね。確かに。だからこれが当たり前っていうのがないんですよね。

東山:ない。定年の決め方は自分がやりたいことの数を人生の寿命で逆算して決める、とかね。

WAKANA:へー、おもしろい。

東山:そしたら、ドイツ人なんか50いくつの人とか、すごく多いことに驚きますよね。我々は50歳代でリタイアなんて、ちょっとないじゃないですか。

WAKANA:ねぇ、60歳代でね、多いかなって。

東山:ところがドイツ船の世界一周の船とかは、「55歳とかで僕リタイアしたんだよ」っていう人がけっこう乗っている。「ああ、俺、あと5年で絶対無理だな」とか、逆に「どうにかならないかな」とかね、

WAKANA:はいはい。

東山:その、感化されますよね。

WAKANA:本当ですね。価値観レベルから、こう、枠組みから外されて、どう生きるかみたいなのが現れていくみたいな。

東山:そうですね。

WAKANA:へえ、おもしろい。ありがとうございます。では、理津子さん。

理津子さん:すみません、今考えていたのですけれど、あのね、とにかく五感がすごいです。

たとえば私は、生まれて初めて、あんなに青い海を見たことがなかったですね。もう、沖縄もすごい綺麗なんですけれど、あの青。

特に女性は男性よりも、青を5個ぐらい識別できる。男性は残念ながら2個ぐらいなんですよ。なので、私はきっと女性はもっとすごくいろんなキャッチができると思うのですが、えー、とにかく初めて!みたいなことがいっぱいある。

あと、やはりその物理的な距離感。やはり船に乗ってしまう。陸地から離れる。飛行機でもそうですけれど、またね、海、ちゃんと海を動きながら360度。えれから、風の音、香り、なんかおそらくああいうものを、こう全身で感じられる、その時間。

うん、だから結果的に、私は別に「よし、人生リセットするためにクルージングに乗ろう」と思ったわけじゃないんですけれど、自動的にやはり、こう生物学的にもリセットされると思うんですよ。自然に。

WAKANA:よくわかります。

理津子さん:うん、なので、ぜひ、もしチャンスがあるんであれば、まず乗ってみていただきたいし、お子様がいらっしゃるような方であれば(ぜひ)。

実は、娘たちが「ママ、本当にいい経験だった」って言っていて。「あっ、もっともっと早くそういうことやらせてあげればよかった」って。今すごいですね、キッズプログラムとかも。

仲町(Mr.クルーズ):あります。

理津子さん:いろんなものがあって、すごく、そういうところかなあ。あの、クルージングでしか味わえない、ものが、クルージングにはある。っていう。

WAKANA:ですね。はいはい。なるほどね。

3人のお話を聞いていて、いちばん最初に話したことを、ちょっとふと思ったんですけれど、初めての私のクルージングで、その後、人生が本当にすべて変わっていったんだけど、それはやっぱり、すべてから離れて、海の上で、こう浮かんでいるという状況で、何者でもない自分に向き合うという時間を、ただそういう時間をとるんじゃなくて、そういう素晴らしい海や、夕日や、月明かりや、そういった下でね、豊かな時間の中で、そうやって自分に向き合うということをしたからこそ、本当の答えが出てきたんだなって。

それでね、3人のお話を聞いて、すごくこう、納得したんですよね。それができるのが、クルージングなんだなぁって。

仲町(Mr.クルーズ):自分からそういうふうに求めているんじゃなくて、自然にこうなっていく。

WAKANA:そうそうそう、自然にね。そう、それはやっぱり、忙しく、こうやって皆さん、一生懸命日々生きていらっしゃるから、その中でなかなか(時間を)取るのは難しいけれども、やはり自分を楽しませることが自分を生きるっていうことで。

仲町(Mr.クルーズ):そうだよね。

WAKANA:それがなんかね、こう、うまくエグゼクティブみたいな感じになっていくかもしれない。

仲町(Mr.クルーズ):クルーズを知らないと損するみたいなね、ところはありますよね。

WAKANA:そうですよね。楽しみをね、ぜひ共有したい。

理津子さん:たぶん自分の物差しが変わると思うんですよね。

いろいろな言い方はあると思うんですけれども、本当に私も、自分の物差しの幅がもうちょっと大きくなって、幅が広がって、いろんな見方がこうできる。その物差しが、なんとなく自然に作れるっていうかね、先ほどの価値観というと、そうだし。

WAKANA:うん、本当そうですね。

というわけで、みなさんにとって、クルーズというものが、どんな旅なのかということもそうだけど、どんな生き方なのか、そういうことを触れていただけたら、すごく嬉しいなぁって思います。

 

一緒にクルーズに行ってみる?

WAKANA:来年ね、実はロイヤルカリビアンの6000人の船のスペシャルな地中海クルーズに仲町さんと一緒に行きましょうっていう企画が、実はあるんです。

その船の話を、よかったらしてくださいませんか。

仲町(Mr.クルーズ):うーん、6月にね、同じ形の船に乗ったんですけど、もう、ミニラスベガスみたいな感じ。

WAKANA:ミニラスベガス!

仲町(Mr.クルーズ):だから、なんでもありなんです。

WAKANA:(船の)中に公園があの、あるんですよ、セントラルパークって。ニューヨークを感じさせる公園があったりね。サーフィンができたりね。

仲町(Mr.クルーズ):そう。だから、知らない人は想像もつかないようなアトラクションがいっぱい、船の上にある。だけど、それ全部、あの一週間じゃこなせない。

WAKANA:本当に!で、寄港地もすごいんですよね。今回、スペシャルな寄港地で。

仲町(Mr.クルーズ):ああ、やっぱりヨーロッパはね、みんなね、見たいところいっぱいあるから、うん。降りて観光地に行くと、船はほとんど見られないと思う。で、帰ってきちゃう。一週間で。

WAKANA:船も観光地も寄港地も忙しいけれども、でも、自分にもゆっくり向き合える時間も楽しめるような、そんな機会ですかね。

仲町(Mr.クルーズ):だから、あの6月の場合には50名のね、メンバーで行きましたけれど、本当に、あのみんなが「毎年、船に行きたい」って言っていますよね。

WAKANA:みなさん、すごく人生が……。あの船に乗ったからというか、それはきっかけにしかすぎなくて、みなさんの選択と行動によるものだけれども、乗った後に、本当にね、仲間意識というかね、絆ができるので。そこで新しい社会貢献だったり、ビジネスが生まれたり、出版される人がポンポンと出てきちゃったりとか、すごいですよね、やっぱり動かす力がすごいですよね。

仲町(Mr.クルーズ):参加者何人かで集まって、また別に企画して、今やっています。プロモート。どんどんどんどん広がっていっていますよね。

WAKANA:いいですね。一人でもね、多くの方が、豊かに、自分らしい生き方をしていけたらなと思います。今日はありがとうございました。

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