ファンは仲間。 囲い込もうとしないから、 帰ってきてくれる

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講演録『なぜあの人にはファンがどんどんできるのか?』Part3

 

「お客さんがいない状態で何から始めるのか?」の問いから始まり、「ファンとは仲間である」の言葉で終わった後半。場をつくることや、講師としての在り方など、ファンがどんどんできてしまうヒントが満載です。

2017年9月30日開催
しつもんカンファレンスin OKINAWA セッション1B


▼登壇者情報
スピーカー/
清川 香織
Life lab voice主宰
しつもんde笑顔コーディネータのおかん

一色 麻生
Fushime塾代表
キャリアコンサルタント/講師

細野 ゆーじ
クランツ株式会社 代表取締役

質問家/
新保 善也
しつもん子育てコンサルタント

 


よしべー:なるほどね。聞いててね、ふと思ったことがあって。
いまはすでにファンができている状態だと思うんですね。でも、とはいえ、いちばん最初のとき、全然ファンがいないというか、お客さんがいないという状況のときがあったと思うんですけど、どんなことをしたら増えていったのかとか、まず何から始めていってファンの第一号というか、そういう人たちができてきたのか、そして、そこから広がっていったのかっていうのを聞いてみたいなと思ったんですけど。

どんなことをしたか覚えてますか?

マキ:どんなことしたかな~~

ゆーじ:アナログな人たちにそこ聞くんだ(笑)

おかん:データないよね!

 

まずは、自分が楽しむ!

よしべー:どんなことした? 覚えてます?

マキ:どんなことしたかな。
思いつくというか、やった自覚があるなしですけども、とにかくその場を楽しくしています。楽しくっていうか、楽しく自分がいます。楽しんでいる。自分も楽しい。で、一緒にいる人も楽しい。
だから、その喜ばせるんじゃないけど、楽しい場だよというところをなんかやってる気がします。「楽しいから来なよ~」とかじゃなくって、そこではなくて、「とにかく楽しいよ」って。

よしべー:楽しんでいる場所の写真をいっぱいアップして見せるとかではなくて、来てる人にその場を楽しんでもらう?

マキ:楽しんでもらったりとかしてると、「あそこなんかすごい楽しかったからまた行きたい」みたいな。たとえばそれ、お茶会とかでもいいわけですよ。「なんかすごい楽しかった」「なんかすごいあそこで話してすっきりした」とか。「じゃ、いつやるんですか?」ってなるから、「いつ何時くらいにやろうかな」「じゃ、行きます」みたいな感じになるっていう。
「え、なぜくるの?」っていうくらいな感じです。

講演録『なぜあの人にはファンがどんどんできるのか?』

ゆーじ:コンテンツありきじゃないね、やっぱりね。

マキ:え?

ゆーじ:いや、そのカードマスターがいいから人がいっぱい来るわけじゃないじゃん。だから、「マキさんのところに行くと、なんか面白そうだから行きたいよね」っていう話になるわけでしょ。

マキ:なんかそんな感じですね。

ゆーじ:カードマスター2回も3回も受ける人いないもんね。

マキ:いない、いない。

よしべー:再受講はあるかもしれないけどね。

ゆーじ:だから、そこは、マキさんだからなんだよね。

マキ:かな?

ゆーじ:自覚はありますか?

マキ:すみません、あんまりなくってですね。

ゆーじ:ちやほやされてないんですか?

マキ:あ、うん…。あ、うん…。最近ちょっと……。

おかん:あれ…、あれ…?

マキ:嘘です。嘘です。ゆーじ先生のパクリました(笑)

ゆーじ:ちやほやされてる人はどうなんですか?

おかん:ちやほやされてる私?

ゆーじ:いや、そうでもない。

おかん:だよね。ちやほやはゆーじ兄さんじゃないのかな。ちやほやっぽい感じは。だいたいそもそも懇親会は絶対やるでしょ? 私、基本懇親会ないの。ほぼほぼないね。
沖縄メンバーは「絶対行く」って言うけど、基本、ほぼほぼないの。
なぜならば、子育てしてるママたちが多いから。「早く帰りなさい」っていう世界。

ゆーじ:僕なんか、ママたちがその場だから解放できるからって、「懇親会やらないんですか?」って逆に言われる。

講演録『なぜあの人にはファンがどんどんできるのか?』

おかん:ここ(ゆーじさん)は飲む前提で、ここ(おかん)は、自分たちの子育ての役立つことを取りに来てるっていうイメージやから、本当、学んだらすぐ家に帰って、で、やろうみたいなパターンなので、「今日すぐ帰ってやります」、「早く帰りなさい」みたいな。

そう、さっきのね、10持って帰るんじゃなくって1つ2つ持って帰る。私、必ず、「1個やってみて」って、「1個やってみたら、今日学んだこと全部やりたくなるからさ」って、「そうなったらやれるからさ」って、「だから、まず1個、どれかやりたい!って思うものやってみよう」って。そうすると、すぐやりたいと思うから「家帰ってすぐやります」、「頑張ってね~っ」みたいな。

「子どもたちがすごくうまくいったんです」「すごい楽しそうにしてくれるんです」「自分が楽しかったです」とかフィードバックがくるから、「やったね、今度またいっぱい使おうね」みたいな世界になっちゃうから、基本ベースが全然違うと思うけど、ね、懇親会的には、その切り口は違うけどって感じかな。

ゆーじ:俺、懇親会なくなったらファン減っちゃうんすかね?

よしべー:それ、懇親会ファンになっちゃう(笑)。

ゆーじ:懇親会ビジネスでいいね。

おかん:いっとこう。

よしべー:新しい感じ。

おかん:だってね、俺一人で飲むのが寂しいんだけどさ、みんなで飲もうってねって。

よしべー:昨日ね!昨日一人で飲んでたらしいんですよ。

おかん:結果、一人じゃないみたいな。

ゆーじ:人と交わるのが嫌いでね、ここじゃなくてちょっと離れたところに、一人で泊まってたんですよ。で、目の前に居酒屋さんがあって、ビーチでビール飲んでたから、もういいかなって思ったんだけど、せっかく沖縄料理屋が目の前にあるのに、飲まないわけにはいかんと思って行ったんですよ。そしたら、一人ごはんはあるけど、一人居酒屋は初めてで、みんな家族とかカップルばっかりじゃないですか。

よしべー:沖縄、観光地もあるから、そうじゃないかもしれないけど。

ゆーじ:「あれ、俺、寂しい」みたいな、テーブルの広いところなんだけど、いちばん端っこに追いやられてさ~。

おかん:本当に~みたいな。

ゆーじ:何人か増える度に、だんだんだんだん入り口の方に近づいていったわけ。3回増えたの。最初一人だったのが、連絡きて6人テーブルになって、「ごめん、入りきらんから、もうちょっと大きいところにして」って。7時くらいに帰って寝ようと思ったら、お店出たら22時でした。
ありがとうございました。

おかん:最初一人で飲んでたんですよね! 結果的に何人ですか?

ゆーじ:結果的に7、8、そんくらい。

おかん:飲み会コンサルやれますね。

ゆーじ:人に教えられないから、わからない。ノウハウとかじゃないからさ、自分たちが楽しんでることってうまく言葉にできないし、伝えられないじゃない。だから、今もなんかね、もうぼんやりしてると思うんだよね、みんな。うまく伝わってるか。

おかん:何かこれを持って帰りたいと思って、もしここに座っていたら、たぶんこれって持って帰れないよね。

ゆーじ:だめだ、何か持って帰らせなきゃ。お土産渡さないとね。

おかん:「これ、わかった」というのはたぶんないよね、今のこのメンバーで。

ゆーじ:難しいよね。

おかん:そう。このテーマを言われたときに、自分で「そもそも、なんでここに呼ばれてるんだろう?」ってすごい考えたし、「そこに必要なエッセンスって何だろう?」とか、「来てくださった人に必要なものって何だろう?」って考えたけど、逆に聞きたいかな、みたいな感じですよね。

目の前の人に聞く方が。だからファンだと思ってくださってるんだ、みたいな、すごい自分の中であるかな。それ自覚をもってやっていない。

マキ:それありますね。

おかん:それが楽屋裏の話だと思いますが、ずっとそこだよねみたいな、それでどうまとめる?みたいに。そうすると、すごい真面目なことしゃべって。

講演録『なぜあの人にはファンがどんどんできるのか?』

マキ:そうです。少し前の自分と、この1年あまりくらいを振り返ったときに、決定的に違うなと思うことがあるとすれば、以前はすごい講師然としていなくっちゃと思ってたんです。人の前に話す講師はこういう像でいないといけないだろうなって。

たとえば、「どんな質問がきてもちゃんと答えてあげなくっちゃ」とか、「必ずお伝えすることがあって、なるほどとか思って帰ってもらわなくっちゃ」とか、すごい作ってた感じがあるんですね。だから、それこそゆーじさんに前にお会いしたとき、こういう感じじゃなかったと思うんですね。風貌をすごい変えてるんですね。

ゆーじ:へー、問塾のおかげですね。

マキ:そうですね、先生さすがです!

ゆーじ:2年前だもん、ちょうど2年前くらい、秋だもんね。

マキ:本当にちょうど2年前なんですけど。
だから、本当に、講師としてなくちゃというところを取ったというか、「別にいいじゃん、私で」って思ったときがあって、髪型を変え、着る服を変え、ちょっとメイクの感じも変えとか、いろんなことを変えて、ちょっとずつ、なんか重たい鎧を着てたのを脱いでいった感じ、って言ったらいいのかな。脱いで脱いで脱いで、別にこれでいいじゃんという感じでいると、気がついたら人が来てた、という感じでしょうか。

よしべー:怖くなかったですか? その、講師とはこうあるべきだみたいなものがあったんですよね、自分の中で。でも、その鎧を脱いでいく、一枚ずつ脱ぐ。

ゆーじ:脱ぐとき、わ~~、怖いわ~みたいな。
今、今日の中でいちばん笑うところ(笑)。

よしべー:えー?

おかん:笑うところ、笑うところ!

よしべー:意図的でない(笑)。

マキ:いや、そうですね、なんか怖いというよりも、これで楽になるのかなって思った感じですよね。すごいぎゅーとしてたものをなんか、「はー」って、ちょっと緩める感じといえばいいのかな。その方が結果的にうまくいってたみたいな。

よしべー:楽になってから来てくれているお客さんとか受講生の方たちの反応って、なんか違いがありましたか?

マキ:こられる方がやっぱり元気になって帰る感じがすごい。来て受けて一日過ごして、なんかすごい笑ったり、すごい自分のことしゃべったり、時にはガーって泣いちゃったりっていう人もいますけども、「あら、泣いちゃった」って思うけど、それでもすごい元気になって帰るというか、キラキラして帰る感じ。
目の輝きが変わるというか、表情がすごい豊かになるというか、エネルギー量がグーンと上がって帰る感じがするので、「あー、よかった、じゃーね!」みたいな感じになるというか。

ゆーじ:2年前とかだと、そんな感じはあんまり受け取らなかった? 受講者さんから?

マキ:元気になってる感じとかですか?

ゆーじ:自分が一枚ずつ脱ぐ前?

マキ:前? 前は、「これを持って帰ってもらわなくっちゃ!」みたいな感じ、どっちかというと。これをお伝えしなくっちゃみたいな、すごい使命感みたいなものでやってるというか。

ゆーじ:悪いことじゃないけど、いい先生としてって感じだよね。

マキ:そうです、そうです。「今日は来てよかった~」って(思ってもらおうと)。

おかん、マキ:違うでしょ~

ゆーじ:怒られてる

よしべー:挟まれてる。

ゆーじ:俺がいちばん浮いてる。

マキ:本当に、はい、ゆーじさんのスタイルを見たときに、それはすごい思ったんですよ。すごい自然にされていたので、「こういうのってアリなんだ」って思った。ミヒロさんもそうですよね。ミヒロさんもあのままの状態で講座されてたんで、「ひゃーっ」と思ったんですよ、こんなゆるゆるで(笑)

よしべー:ここはカットしないでね!(笑) (編集:しません!)

マキ:ゆるっとされてるんですけど、みんなが「へー」みたいな感じだったりとか、すごい不思議だな、不思議だな~と思ってたんです。そこが大きなヒントだったかなって気がするんですよ。本当に、ゆーじさん、すごい自然にされてたので。

ゆーじ:コソ錬してるんです。

マキ:コソ錬。

よしべー:コソ錬しても自然になるんですか?

講演録『なぜあの人にはファンがどんどんできるのか?』

ゆーじ:うーん、うん。

よしべー:どんなコソ錬をすれば?

ゆーじ:そこはいいよ。
そうだな、力抜いてる方がいいよね。だからこそオンとオフの切り替えがあんまりないし、あと、しゃべってて思い出したんだけど、僕は講師が本業じゃないじゃないですか。

よしべー:そうですね。

ゆーじ:別に生業があるんですけど、なので、前に出ているのに申し訳ないけども、趣味:講師ぐらいな感じ。

よしべー:仕事ではなくて?

ゆーじ:僕、会社やってるんですけど、建築業なんです。建築業に講師部みたいなのを作って、講師料とか全部、会社の売上として入れてはいるんだけども。やらなきゃいけない感はないね。まず「講座をやらなきゃ」もないし、「この講座を必ずやってください」という縛りもないので、自分がやりたい講座をやりたいときしかしないんですよ。

よしべー:なんか、それ、僕もなんとなくわかる。僕もそういうこと言われることあって、僕からは「お金の匂いがしない」と言われたんですよ。僕も、お母さんたちの前で子育て講座をすることが結構あるんですけど、「お金を追いかけてる感じがしない」と言われたんですよ。

それ、今のゆーじさんの話しを聞いていて、そんなことに近いのかなとちょっと思いました。

ゆーじ:欲しいですよ。

よしべー:そりゃ僕も欲しいですよ。いただけるなら、いただけるだけ

 

ファンを追っかけていない

ゆーじ:でも、そうだね、売上を考えていないかな、講座に関しては。

あの、さっきから言ってるように、自分がいいなと思ってるものを自分のフィルターを通してお伝えしたいだけ!なんですよ。「来てくれてありがとう」が大前提。伝える場を作ってくれてありがとう。
そこで、来てくれて、1個でも2個でも持って帰ってもらえたら、それはラッキーで、あとで、「ゆーじさんっていいよね」って言われたら、またまたラッキーで。そんな感じなので、お金も追っかけてないし、ファンも追っかけてないんだろうね。

よしべー:追っかけてない?

ゆーじ:囲い込むようなこととかしないし。

よしべー:さっき3人の話を聞いていて、いちばん最初に思ったのが、オカンの「あなただったらこの講座とこの講座が合うと思うよ」とかね、マキさんだったら同じように、「今のあなただったらこんなの必要だと思うよ」っていうのを聞いたときに、「だから私の受けてね」っていう感じがしたんですよ。

おかん:基本「タイミング合う人のところ受けてね」って感じで。

よしべー:だから、そういった部分でも囲い込まない。
「ま、私でもいいけど、私よりもきっとタイミング合う人がいるだろうからそこ行ってもいいよ。私でもいいし」っていう、自分でも囲い込まない、囲い込もうとしてないなーってのをすごい感じて、それも、ファンが気づくと増えていった要因の一つなのかな、と僕はちょっと思ったんですけど。

ゆーじ:放牧してたら勝手に羊が帰ってきちゃった感じ?

おかん:帰ってきちゃった感じ。そんな感じ?

よしべー:仲間が帰ってきた感じ。

ゆーじ:たとえがいいかどうかわからないけど、

よしべー:仲間連れてね~、へ~。

ゆーじ:増えてるの?すごいな~

おかん:私、すごいありがたいことにそんな感じですよね。地元大阪なんですけども、大阪の開催より山口とか沖縄とかの開催の方がめっちゃ多んですよ。なんでそうなるんだろうというのは、自分でもよくわからないんですよ。

山口の人に一人届けました、その人が楽しんで届けてくれた先に、「同じことやりたいんだよね」っていう人が集まるから、「また来てね」って言われるから行く、みたいな。それの繰り返しををやっているうちに、その地域に仲間がいっぱい増えてるって感じ。

ゆーじ:その最初の山口の人に対して、おかんがちゃんと全力で向き合ってたから?

おかん:基本その人も「おかんから受けたいから、いついつできませんか?」と、それこそ本当にオーダーがまずきて。

沖縄もそうで、最初に言ってくれた人がいて、それに対してやりましょう、と。そっからね、開催したらこんな感じで来てくれて、そっから広がった、みたいな。沖縄って、それこそよしべーがトレーナーやりたくなってトレーナー取りに来てくれたから、「私やんなくてもトレーターいるよね」みたいな感じで、いっとき、来なかったんですよ、本当に。3年くらい来てないんですよ。

去年か一昨年くらいにね、久々に来たら、「誰から受けたいか、わかってますか?」って言われて、「は!」みたいな。「誰でもいいじゃん」って言ったら、「おかんきませんか?」って言われて、誰からっていうのをすごく重視してくれる人もいるんだな、って思ったし。

でも、私じゃなくても受けれるタイミング、私が今回やっても「受けれるタイミングあるなら、よしべーからも受けてね」みたいな話もするし。で、同じことを違う講師から受けると、切り口が絶対違うから、自分の中に入ってくるところも違う。さっき、ゆーじさんが言ったみたいに、それはすごいあると思ってて。

同じ講座でもいろんな人から受けて、そのエッセンスをいっぱい吸収してごらんって。
でも、ついつい「この講師」って思うと行きたくなるから、「そこばっかり行くと、偏るかもしれないよ、いろんな目線持った方がいいよ」ってよく言ってるかな。
私が意識してるところは、そこかもしれない。

講演録『なぜあの人にはファンがどんどんできるのか?』

ゆーじ:ちゃんと向き合ってるから、結果として人が来てる?

おかん:来てくれてるのかも。そうやって振り返ってみたら、そうかもなみたいな。

ゆーじ:真面目じゃん。

おかん:めっちゃ真面目やな。
でも、そもそもこのコンテンツを伝えたくてこういうことをやりだしたわけじゃないので。自分の子育てにめっちゃ困ってたから、「これでこんなに変わるんやったら」みたいなことを発信してて、「だったら、(講師を)やってよね」みたいなところにつながっていって、今広がっていってるから。

基本、そういう発信してるから、「子育てに困ってるんです」って連絡もらって、「不登校で…」とか、「子どもが…」とか、「子育てが…」とか、「子どもが可愛いと思いません」とかいう人に連絡もらうから、それこそ直接連絡もらうから、「こんなんこんなん、あるよ」とか「こういうの受けるといいんじゃない?」とか、こういう感じで放つっていうか。

引っ張りこまずに放つみたいな、「タイミング合うところが絶対あるだろうから受けるといいよ」って伝えると、「やっぱり行きたくなりました」ということがすごいあるかな。振り返ればそんな感じかもしれない。もし大事なエッセンスがあるとするなら、そこかなって。

マキ:住むところが変わっていかれる方も中にはおられるので、たとえば「継続研修しましょう」みたいなことがあったとしても、受けれるわけではないと思うので、(引っ越した)その場所でやってるトレーナーの方もたぶんいるし、「勉強会やってたら、いろんなところに参加してみるといいよー」っていう話は、確かにしますよね。
そこで交流してもらえばいいし、新しいお友達だとか仲間ができるっていうのも、すごく大事だし。

おかん:ありがたいことに、届けた先の仲間が違うところに行った仲間とつながって、「この人がやってたから、じゃ、呼びましょう」っていうつながりができたりとか。キッズの仲間同士がとか、おかんのコンテンツを伝えた仲間同士が繋がったりとかして、そこでまた広がっていったりとか結構してるので、それもすごいありがたいかなーって。

私、こうしなさいとか言ってるわけじゃないし、絶対呼びなさいとかそんなんないから、それはすごいありがたいかなって。

ゆーじ:「あんた、そこ行って広げや」とか言ってない?(笑)。

おかん:言ってない、言ってない(笑)。

よしべー:裏でね。

おかん:でも、最近、大きな講座とか講演会みたいなので呼ばれて行くときは、私が同じ講座をすると、その子たちにつながらないと思うから、私はちょっとカスタマイズした講座を届けて、「同じような魔法の質問を届けているメンバーがこの地区にこんなにいるから、その人とつながってくださいね」って言って帰ってくる。それは本当にここ最近、講演とかに呼ばれるようになったから。それまでは自分にそんな余裕はないし、本当に目の前の人に届けるので必死だったという感じやから。

キッズの中にある「実践者であり続ける」ということは、本当に、自分の中で常に意識している。それが10カ条を常に意識して使うということ。使ってるもんね、ふだんから。

ゆーじ:そう?

おかん:書いてあるよね、ブログとかね。

ゆーじ:まーね。

おかん:常に実践してるよねってわかるもん、発信から。そこってすごく大事かも。言ってることとやってることにギャップがあったらたぶん来ないと思うから、そういうのがあるかもなって。

よしべー:実践して、自分自身がすごい楽しんでやってるなって、聞いていて僕は感じました。

講演録『なぜあの人にはファンがどんどんできるのか?』

よしべー:そろそろお時間も迫ってきてるということなので、3名の方に振り返りながら、ちょっとずつ感想などをいただいて終わろうかなと思うんですけども、じゃ、マキさんからいきましょうか。

マキ:はい、感想?

ゆーじ:僕たちが感想を言うの?

よしべー:最後に伝えたいこと、これは伝えたい、とか。

ゆーじ:もう十分伝えたんじゃないかなって。

おかん:何か聞きたいことありますか? 聞いてみたい感じ?

よしべー:逆に?

ゆーじ:よしべーは、聞きたいことないの?

よしべー:聞きたいこと、いろいろ用意してたんだけどね。

ゆーじ:吹っ飛んだね。吹っ飛んだね。

おかん:ミヒロさんから「すごいんだよ~」ってモニター見せられた瞬間、パーンって、舞い上がってましたからね。その瞬間、頭の中にあったもの全部飛んだんだと思いますね。

よしべー:だからね、よくわかんない。

会場:(笑)

おかん:いや、カチカチが始まったでしょ。カチカチカチから始まって、なんだこいつって言ってましたからね。

よしべー:最後にそんなこと言うと、めちゃくちゃ、どうしようとか悩んじゃう。

ゆーじ:すごく良かったです!

おかん:おかげさまでここまでこれました、ありがとうございます。

ゆーじ:終わっちゃうからね。何か、伝え足りないことってある?
たぶん、聞かれないと出てこないんだよね。常に意識してることとかないから。

おかん:聞きたいことない? あそこで動いたよ~
聞きたいことある?

ゆーじ:じゃ3代目!

 

ファンは仲間

3代目:みなさんにとってのファンって、どんな存在ですか?

おかん:さっきも楽屋の裏で、「そもそもファンって何?」って、すごい考えてましたよね。最終的に「ファンとは?」って言われたときに、ビジネスで何とかっていうカテゴリーじゃなくて、私は仲間だと思ってる。

マキ:そうですね。たぶん、同じものを提供してる人は他にもいると思うんだけれども、でも、「マキさんがいるんだったら、じゃあ…」みたいな感じになる。何かそこで大きくでもちっちゃくでもなんでもいいので、その動く、この場が動くとか、その人が実際に動くということがあれば、それはファンなのかなっていう感じに思います。

なにかまったく響かないこともあると思うので、私が伝えた言葉で動いたのであれば、それでファンなのかなって思ってます。はい。

よしべー:最後にゆーじさん。

ゆーじ:難しいです。
うーん。基本的には意識はしてないですね。ファンとは。何だろうね。うーん。

おかん:苦しんでますよ。大丈夫ですか? 苦しんでますよ。大丈夫ですか?(笑)
こんな感じですけども。

ゆーじ:今度、講座に来てもらうのに。伝えづらいと思うんですよ。僕の良さを伝えるって。どうしましょうね。

ファンって、基本的には僕のこととか、僕がやる何かに興味を持ってくれてる人だとは思ってるんよね。熱烈とかそういう話ではなくて、皆さんが言ってるように、同じコンテンツをやれる人たちが世の中にたくさんいる中で、僕たちを選んでくれてるわけじゃないですか。

それって偶然かもしれないし、でも、その人たちが次につながってくれるってことは、僕のフィルターを通して出したことになんか価値を見出してくれたりとか、コンテンツの内容だけじゃなくて、雰囲気だったりだとか、もしかしたら飲み会だけかもしれないし。でも僕は、飲み会ってすごい大事だって思ってるから、一日、朝9時から6時まで講座やって、明日同じのがあって同じメンツなのに懇親会ちゃんとやるんですね。その日と次の日。

40度熱があっときがあって、「次の日もあるから、懇親会なしでもいいかな?」って言ったら、一人、「えー、明日来ないんですけど」って懇親会をやることになったんですよ。でも絶好調でしたけどね。そういうなんか、スタイルというか、見せ方がいいのかなって思って、です!

おかん:ですか。
いいまとめだ。(笑)。

よしべー:もっとね、3名の方が聞いてもらった方が答えやすいよって言っていたので、もっと深く聞いてみたいなと思われた方は、直接聞いてもらうのがいちばんいいのかなと思いました。
というわけで、最後また3名の方に拍手で終わりたいと思います。ありがとうございます。

全員:ありがとうございます。
ありがとうございました。

 

講演録『なぜあの人にはファンがどんどんできるのか?』

撮影:寺前陽司、上田修司、清川佑介

 

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