お金における「愛の選択」と「恐れの選択」に どう向き合うか?

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講演録『豊かさを生むお金の秘訣』Part2

 

生活や家族に関わる「お金の現実」にさらされた時、「愛の選択」と「恐れの選択」とどう向き合うのか? さらにはお金と人間関係、お金の教育というトピックも飛び出しました。

2017年10月1日開催
しつもんカンファレンス in OKINAWA セッション5B


 

▼登壇者情報

スピーカー/
高田 洋平
マネバナ

榑林 寛暁
思春期の子どもの専門家

みかわ みき
強み発見マネーコーチ

質問家
伊藤 勇司 
片づけ心理研究家


愛と恐れの観点でお金をどう捉えているか


いとっち :「恐れの選択」という言葉が出たんですけど、僕、皆さんのブログなどを事前に拝見させていただいて、お金の現実的な部分にさらされた時に、3人に共通して「愛の選択をして今を選ばれてきた方々なのかな」と思うところがあって。

僕も、仕事をやってきたり、家族との関係の中で、お金の現実に向き合わないといけないことが結構あったんですけども、その時に、昔は特にことごとく恐れを選んできた。
「あっ、家族のためにこうしなきゃいけないから、この事業をやった方がいいかな」とか、「やっぱ、お金は必要だから、この案内をした方がいいかな」とか思ってやってきたことも、すごくあったなって思ったんですけども。

よくミヒロさんも、「愛か恐れか」とおっしゃっていると思うんですけども、愛か恐れかという観点で、お金をどう捉えているかというのは……。

マネバナ :あの実体験というか、もともとFXをやっていてFXトレーダーとして起業して、トレードをしながらFXのコンサルティングみたいなことをやっていたんですよ。

そこから「お金の大学」っていう金融商品の販売とかをいっさいしないコミュニティをつくって。そこでできたのが、マネバナっていうワークなんですよね。

そのマネバナでは、たとえば、じゃあ、みきてぃが今まで何を経験して、何を目指していて、今何をしていて、お金はどう活用しているんだ、みたいなことをシェアしたりとか応援したりとかするワークで、そこで「しつもん」のエッセンスがふんだんに盛り込まれている。てか、「しつもん」をやってます。

となった時に、FXのこっち側は「1日5分スマホ1つで年利50%稼ごう」というセミナーの仕方をしていて、こっち側では「人生には目的が必要だ、幸せは感じるものだぜベイべー」みたいなことを言っているわけですよ。

で、自分のメッセージ性が相反するものになっちゃって、すごいつらい想いをしたのが1年半くらいありまして。2年くらい前にもうFXを辞めて、FXのコンサルを辞めて、そのマネバナの普及活動みたいな、宗教活動みたいなもんですよね。やり始めたんですよね。

でも実際、お金という意味では別にこっちってそんな儲かる話じゃなくて。ビジネスとしてなかなか難しくて。言ってしまえばですね、貯金がどんどんなくなっていく状態。
この恐れですよね。「今日もこんだけお金を使ってしまった」とか「なくなってしまった」とか「あと何ヶ月かしかもたない」とか。

あとは私、妻と子どももいるので、妻には言われるわけですよ。「あな、た貯金もつの?」みたいな。で、私は言うわけですよ。
「・・・わからない」

会場: 笑

マネバナ :妻はね、超不安だと思います。
だって、もともと一部上場企業のサラリーマンと結婚して、私は10年サラリーマンやるって宣言して、子どもが生まれた2ヶ月後に「会社を辞める」って言って勝手に辞めたんですよ。

で、当時は「FXをやっているからお金は大丈夫だ、心配するな」って言ってやってたんですけど、途中からFXを辞めちゃって。「お金は減っていっているけど大丈夫だ、好きなことをやっているから大丈夫だ」みたいな。妻からしてみればよくわからないっていう。

……もう、どうしましょう。

会場: 笑

マネバナ: 何を言いたいかっていうと、あのー、私も悩んでますと。

要は「やりたいことをやる」というのと、具体的なお金というところでは、何というか、難しさというか…。でも、こっち側で稼げるようになったりとか、自分が好きなことや価値があると思うものを広げることによって、何かその、経済的な持続性みたいなものが持てれば、すごい素敵なことだなって思っていて。

そのための修行期間というか。これでお金がなくなったらマツダミヒロ事務所に雇っていただくと。

会場: 笑

講演録『豊かさを生むお金の秘訣』いとっち :宣言したわけですね。

みきてぃ :じゃあ、「愛の選択」をなされている?

マネバナ :それもこう、すごい頑張りながらというか。
そうですね。お金に縛られないようにしようという感じに、逆に縛られているのかもしれないですけど。

いとっち :現実的にお金を生み出せていた時があるじゃないですか。
お金が必ずしも幸せじゃないって思ってた時があったんですけど、逆にお金で幸せだって思うこともあったのかなって。お金があることで、得られていたものとか。

マネバナ :実際、今日とかそうですよ。お金があるからここに来れて、お金がなかったら来れない。でもなんか、あそこに借金700万している人がいる。
彼でもここにいるっていうのが、なんていうか、ある意味不思議というか。

いとっち :豊かですよね。

マネバナ :みんな「お金がないから行けない」とか「お金があったら何とかできる」とか思うわけじゃないですか。でも実際にお金がないって言ってる人がここにいる。このパラドックス。
この現実(笑)、すみません、何かオチがないですが。


当たり前にやっていることが大事


みきてぃ :何に重きを置くかというところですよね、きっとね。

いとっち :ほんと仕事をする上でやっぱお金ってつきまとうのかなって思っているんですけども。
みきてぃのメルマガを読ませていただいているんですけども、僕も片づけっていう分野で、主婦の方とか女性に関わる機会がすごく多くて、お金を得たいって思っている人、多いですよね。

みきてぃ :多いですね。

いとっち :でも「自分には何もない」って思ってしまったり、「私に何ができるんだろう?」とか思っているケースが、すごく多いなって思って。

みきてぃ :もったいないなって思うことがすごく多いですね。

いとっち :最近のみきてぃのメルマガで、「当たり前にやっていることが大事なんですよ」というキーワードがあったんですけど、そのあたりについて少しお伺いできたらなと。

みきてぃ :私、実は……、マネバナさんはFXで2000万でした?

マネバナ :はい、2、3000万です。

みきてぃ :2、3000万。
ケタがすごスケールダウンしすけど、お母さんたちの力になりたいなと思ってお母さんたちが自宅にいながら、子育てをしながら何か稼ぐ手段はないかなと思ってたんですね。その時にアフィリエイトという情報が入ってきたので、アフィリエイトをやってみました。

で、だいたい半年で、家でパソコンで広告をつくるという作業なんですけど、200万くらいいいただいて、「あっ、すごーい」と思ったんですよ。楽しくできて結果がずっと続けば、お母さんたちにそのやり方をお伝えできたらいいなと思ったんですけど、実はこれが楽しくなかったんですよ。

私の中では「恐れの選択」でやっていたなって。

で、だいたい半年で、家でパソコンで広告をつくるという作業なんですけど、200万くらいいいただいて、「あっ、すごーい」と思ったんですよ。楽しくできて結果がずっと続けば、お母さんたちにそのやり方をお伝えできたらいいなと思ったんですけど、実はこれが楽しくなかったんですよ。

私の中では「恐れの選択」でやっていたなって。

マネバナ :稼がなきゃみたいな。

みきてぃ :そう。稼げるようになると、「もっといけるかも」みたいな欲が出てきて、逆に、今度下がるのが怖くて金額を追いかけるみたいな、そういう状態で。
想像してみてください、心の状態。すごきつんですよ。

講演録『豊かさを生むお金の秘訣』


みきてぃ :うん。だから、お金があるから幸せじゃないなとその時に思って、で、もともと6年前からこの『魔法の質問』を皆さんに伝えるという活動を好きでやっている。これは、「愛の選択」でしているので、アフィリエイトスパッと辞めて、「やっぱり自分がやりたいことをやりたいな、それでお金がいただけるなら幸せだな」と思って、今は活動を再開してるんですけど

だから、JALのCAしてた時は働いてるからお給料もらえるけど、主婦になって子育てしてたら、「私って、何ができるんだろう」って思ったんですよ。

マネバナ :FXもそうなんですけど、アフィリエイトもそうだと思うんですけど、要は好きじゃないことでお金を稼いで……、なんて言うのかな、やりがいがないというか、その、楽しくないという感覚があるじゃないですか。
でもそこである程度お金が稼げるんだったら、ある程度は我慢料じゃないですけど、稼げるところで稼いで、残りのところで好きなことをやろうという選択もあると思うんですよ。

みきてぃ :ありますね。

マネバナ :サラリーマンとかもそうかもしれないですよね。そういうのはなかったですか?

みきてぃ :あー、私はなかったですね。心が苦しくなっちゃったので。「違う」って思ったんです。
「やっぱり愛の選択をしたいな」と思って。今までずっと入ってきてたお金がなくなっちゃうと思ったんですけど、「やっぱりやりたいことをやりたいな」って。

私は1つにしかいけなかったです。器用じゃなかったので。

マネバナ :実際どうですか?
お金を追い求めるっていうことをやったりしたことありますか?

くれちゃん :お金ないと、「恐れの選択」しますよ。
僕お金なかったらカンファレンスやめたかったですもん。ほんとに。

クレジットカードの明細がきて、すごい明細だったんですよ。で、「大丈夫かな」と口座を見たら、口座にお金が入ってなくて。「あーと」思って。
心がむしられるような想いで、お金がないと思ったら、なんか明細に書いている妻のセミナー代とか見て、「なんだこれ!」。「この飛行機は何だ!」、「俺だ」みたいな。

会場: 笑。

いとっち :ビジネスクラスがきいているわけですね。

くれちゃん :「俺も入ってた」って。でもそのお金がないと、本当に心がむしられて。
そんな、「愛の選択」とか、できないですよ。

講演録『豊かさを生むお金の秘訣』

マネバナ :とりあえず稼がなきゃ、みたいな感じになる。

くれちゃん :稼ぐすべがない。仕事をしてないから。そして、仕事をする気がない。

会場: 笑

マネバナ :何で? 仕事はしたくないんですか?

くれちゃん :いや、仕事はずっとしているんですよ。

マネバナ :仕事してるんですか?

くれちゃん :でも、稼いでないんですよ。

マネバナ :どういうことですか?

くれちゃん :イベントやったりしてるんですけど。何かこう、もっと苦しみたい。

会場: 笑

くれちゃん :つらい想いをして稼ぐ、というのが働いている感じがしてたんですけど、今は遊んでばっかりいるので。仕事はしてるんですけど。
2000万とか稼ぎたいですよ、僕も。

いとっち :たとえば、「愛の選択」でこれを選びました」ということで、逆に不安や恐れが来るようなことがあるという部分、相反するものが生まれているのかな、と思ったんですけども。

でも、不安があるかもしれない中で、なんかこうスパっと、お三方は「こうしよう」って「愛の選択」にいけてるというところが……。

マネバナ :全然スパっとじゃないですけどね。
1年半くらい悩み続けながら、葛藤があって葛藤があって葛藤があって。

いとっち :それでもそっちを選んだ、決め手は何だったんですか?

マネバナ :やっぱ……、いなくなっちゃった。マツダミヒロさんとの出会いじゃないですか。

会場: 笑


「お金の話」は関心が高い。だから、きっかけになる


マネバナ :私、去年、マスター講座をゼロ秋で受けたんですけど、その時に初めて知ったのが、「今を生きる」ということで、それまで私は、FXをしていた時に何を考えているかというと、ずっと未来のことを考えてるわけですよ。

要は5分後どうなっているのかなとか、1年後どうなっているのかなとか、じゃあ、今晩、黒田総裁は何を言うのかな、みたいなことをずっと考えて、未来の想像をしているんですよ。

だから、妻とこうやって新婚生活のことを話しながら、ごはんを「美味しい、美味しい」とか言いながら、片手にはスマホでずっとレートをチェックしたりとか。寝ている時とかも、起きたらすぐとびあがってスマホを見て、何も動いてなかったら、ふーってなったりとか。
正直な話、当時お金を稼いでたりしても、思い出が全然ないんですよ。

で、その五感を活かすじゃあないけど、何かを感じること。今朝やった瞑想もそうだったんですけど、そういうのって、豊かさと幸せという意味ですごく大事だ、というのは感じますよ。

そう考えた時に、何て言うのかな、お金とか数字を追い求めることっていうのは、果たして豊かさとか幸せとかにどれだけ結びつくんだろう、と考えさせられますよね。

いとっち :そういう中で、マネバナって、なぜダイレクトにお金のテーマを選ばれて活動しているのかな。

講演録『豊かさを生むお金の秘訣』

マネバナ :それはもう、皆さんがここにいるのがその答えですよ。
みんなお金が好きなんです、お金が欲しいんです。「お金欲しい」とか、「お金を何とかしたいな」って思いながらも、こう「豊かに生きたい」とか「幸せになりたい」とかって思って。

この何て言うのかな、みんなで豊かになりましょうという会だと、皆「ふーん」ってなっちゃうんですよ。でも、お金の切り口をすると目の色が変わるんですよ。

みきてぃ :あー、わかります。
心に向き合うことの大切さのセミナーをしているんですけど、やっぱり、「お金のことでちょっと話しませんか」とか、「ザックザック」とかのフレーズを使うと、お申し込みが多かったり、来てくれる人が多くて、その会ってすごく楽しいんですよ。

だから、「お母さんたちは結構お金の話ができる場を求めてるんだなぁ」って思って、マネバナのコミュニティもすごくいいんじゃあないかなって思ったんですね。

マネバナ :たとえばですけど、「貯金いくらくらいあるんですか?」って聞かれたことないでしょ。

会場: 笑

マネバナ :それを別に答える必要はないんですよ。『魔法の質問』ってパスもオッケーなので、全然いいんですけど、聞かれた時に自分の中で考えるとか、いくらくらいあるかなとか、お金のことについてちょっとフォーカスするんですよ。

その質問と出会うことに価値があって。
とか、あとはこれが話せたときに、何か自己開示できる、その安心安全の場じゃあないですけど、新しい関係性がこう生まれたりとかするんですよね。

なので、別にみんなでお金を増やそうとかそういうわけじゃあなくて、何ていうのかな、その感じがすごく好きなんですよね。

いとっち :話しながら、お金という現実的なものを通して、自分にとっての心の豊かさであったりとか自分について考えるきっかけが生まれるのかな、というのを思ったんですけど。

くれさんは、お金という面で、追い求めてきた人生じゃあなかったと思うんですよ。教師という…

くれちゃん :はい。

いとっち :その仕事を選びながら、今それを辞めて、「お金がなかったらやっぱ不安ですよ」という状況に。でも、ビジネスクラスに座ってるというか。

くれちゃん :僕、辞める予定でいたので、それまでに何とかしてお金を生み出す方法を知りたいなと思っていて、お金の師匠がいるんですよ。ポールさんっていうお金の師匠がいて。

マネバナ :素晴らしい。

講演録『豊かさを生むお金の秘訣』

くれちゃん :マネーフレンド協会という、全然発想になかった、お金と友だちになろうっていう。で、いろいろ教わって、今僕のお友だちのお金がですね、こうしている間に働いてる。

いとっち :お金が働いてくれてる。そのあたりについては、まったく違う発想だと思うんですけど。

くれちゃん :お金が働いてくれて、僕に何かをもたらしてくれるなら、僕はこうしてもいいじゃないですか。そういうものをつくりながら辞めたので。

いとっち :あー、そこがあって、という前提があるんですね。

マネバナ :じゃあ、こうしているうちに「働いていない」と言いながら、裏でお金さんが働いてる?

くれちゃん :僕は働いてないですけど。
僕、頭が良くないので、投資とか難しいじゃあないですか。投資とかなんか怪しいじゃあないですか。
で、どうしたらいいかなと思ったら、「うまくいっている人の真似をしたらいいんだ」って思って。
で、ポールさんに教わって、やる。

だから、ビジネスのことはミヒロさんを見、パクって、いろんな有名人に会いに行っては全部パクる。

いとっち :全部吸収して、それを素直に行動するっていう。
これがいいのか、正しいか正しくないのかって、考えたりしないんですか?

くれちゃん :成功してますもんね。
逆になんかすごい貧乏そうなのに、投資してどうのこうのという人を見たら、胡散臭いなと思うんですけど。一緒に海外旅行とかも行かせていただいたりして、「すげえな、ああなりたい」って。
お金と友だちになる発想って、なくないですか?

いとっち :そうですよね。僕も、お金って実は人生でいちばん避けてたテーマだったんですよ。だからこそ今日ここにいるのかなって思ってるところもあるんですけど。

マネバナ :そうなんですか?

講演録『豊かさを生むお金の秘訣』
いとっち :そうなんですよ。
思春期の頃に親父が商売やってて、それが失敗して、借金で家族問題とか結構生まれた時期があって。「お金がないから幸せになれなかったんだ」っていうのをずっと思いながら。

で、「お金に携わることだけは絶対やりたくない」って思ったりとか。逆に「お金さえあれば」みたいなことも思ってて、常にめっちゃ追い求めてるような感覚で「お金を稼げば俺も幸せになる、家族も幸せにできるんだ」って常に思い続けたくらいの時期があったんですよね。

マネバナ :今はどうですか?

いとっち :今は全然違いますよね。

マネバナ :そうなんですか?

いとっち :今はお金ではないところに見出せたというか、それこそお金を求めた時って、家族との時間が全然なかったり。もう本当に、大事にしたいことの優先順位もバラバラであったりとか。

片づけという分野で仕事をしているんですけど、とっちらかってた。もう何が何だかわからないくらいの感覚になってたんですけども。
でも、その中で自分を整理しながら「こういうことを大事にしていきたいな」と思って組み立てていくと、僕自身も変化していきながら、それこそ、くれさんが言ってたように、時間の豊かさとか、そういうお金ではない部分が豊かになっていけば、お金の面でも気がつけば変化していったな、ということはあったんですけど。

くれちゃん :働いてる方がみんな、「定年後はこんなことしたい」という話が多くて。僕は、定年になる70歳とかでそこから海外か、思って。ビジネスクラスに徹夜で乗れない、とか思って。
朝まで映画を見れないですもん。
本当に時間がどんどん失われていくので、もったいないなって思って辞めたんですけど。

この前、学校の先生と喋る機会があって。もう一人、自由に生きてる人のセミナーに行ったんですね。で、それを見たあとにしゃべって。

「やー、でも無理だよね。僕はさ、子どもがいてさ、家があってさ、辞められないんだよね」って話をされた時に、申し訳ない気持ちになって。「辞めちゃったー」って。

ごめんなさいって思いながら、でも、「定期収入って、すごい首輪だな」って思って。
とるのが怖いですよね。犬小屋かもしれないけど、「犬小屋の方が安心するじゃん」って。


お金の価値は、関係性によっても変わる?!


マネバナ :お金ってすごい重要で、最初に「お金とはコミュニケーションの一部です」って話をしたんですけど。

たとえば、今私がマレーシアに1万円札握りしめて行ったら、たぶんどっかに泊まれて、ごはん食べれて、たぶんFacebookとかにアップして、「マレーシアなう」とかできるわけですよ。わかりますか。
でも、たとえばですけど…、あれ、今、どちらにお住まいでしたっけ?

いとっち :大阪です。

マネバナ :大阪ですか。じゃあ、私が今から大阪に行きますって時に、「すみません、一晩泊めてください」って言ったら、泊めてくれるかもしれない。私はそこで「大阪なう」とかできるかもしれない。
(会場の男性に)どちらの出身ですか?

男性 :カナダです。

マネバナ :カナダ。いいですね。
私が今からカナダに行って、「これをご縁に一晩だけ泊めてください」って言ったら泊めてくれるかもしれない。

もっと言うと、ぶっちゃけですよ、私、今回のこの旅行って一銭も払ってないんですよ。なぜかっていうと、私のおばあちゃんとお母さんを連れて来てて、私の子どもと一緒に4名で来てるんですよ。そしたら、おばあちゃんがお金を払ってくれて。

会場: 笑

いとっち :超現実的な。

マネバナ :もっと言うと、私の実家は札幌で、札幌に帰ったら「仕事がなくなって。泊めてください」って言ったら365日ぐらい泊めてくれると思うし、勝手に冷蔵庫を開けてビールを飲んでもたぶん怒られないと。

で、何が言いたいかというと、お金の役割というのはその人との関係性によって違うんだなと。
で、よく言うのは、老後の話もそうなんですけど、「老後のために資産1億円をつくりたい」という人は、いざっという時に頼れるものがお金しかないからお金を貯めようとするんですよ。

その時に、じゃあカナダ行ったらね、まぁ1週間いけるやろうとか、大阪行ったら1週間いけるやろうみたいな人が365人いるだけで、もしかしたら老後は安泰かもしれない。

でも、世の中の人っていうのは、お金を追い求めた結果、その他のものを犠牲にしたり、ないがしろにするわけですよね。それって優先順位が違うんじゃあないのかな、というのは思います。
さっきの時間の話も一緒で、お金のために時間という貴重なものを犠牲にすることもほんとそうだと思いますし、何て言うのかな、皆、お金をたぶん過大評価しすぎなんじゃあないのかな。

講演録『豊かさを生むお金の秘訣』
いとっち :今のマネバナの話を聞いて、「お金の切れ目は縁の切れ目」という言葉があるなと思った中で、ここの皆さんって、すごく縁を大事にされている。お金が切れても縁が切れないような。

マネバナ :それはわからないですけどね。

会場: 笑

マネバナ :「愛の選択」ってこのコミュニティで言ってますけど、ちょいちょいお金を借りて返さなかったら、「あいつ、金貸したのに何で返さないんだ」って感じになるんですよ。

会場: 笑

マネバナ :わかんないですけど。お金って怖いですよね、そういう意味では。


「お金」について、子どもにどう教育するか?


みきてぃ :そうですね、私もくれちゃんの話を聞いて思いついたんですけど。
今自分がやりたいことができているのは、やっぱりくれちゃんと同じように、保険みたいな形でお金さんに預けている分があるなって。

今まで私あんまりその意識なかったんですけど、やっぱり投資だったり暗号通貨だったりをやってるから、「何かあったらそっちを」というふうに思ってるから、やりたいことができるのかな、と。
お金はないと困るし、縁の切れ目って言われると、どうかな、ちょっと難しいですけどね。うーん。

いとっち :お金はやっぱり、あったらいいなって僕も思うんですよね。

みきてぃ :そうですね、あったらいいなってどこかで思っているから、そういう保険的な別の柱も持っているのかもしれないですね。

マネバナ :みんなお金あったらいいなって思いますよね。何なんだろうな。
うちの子どもが2歳とか4歳とかなんですけど、やっぱお金好きですよね。お金もらいたかったりするというか。

みきてぃ :「夏休みに何か家のお手伝いをお金にするのは良くない」というふうに言われたりするんですけど、私はこの夏は、掃除機かけ30円とか全部表にして、子どもたちがやったらシールを貼るというのをやってみたんですよね。子どもたちは、すごい楽しそうに家事をしてくれて。

でも、それをやるとね、「今度はお金をあげないとやらないんじゃない」と言われたんですけど。
それよりも、「自分の労働がそうやってお金になっていくんだな」ってことを知ってもらえたら、それでもいいかなと思って、私はやってみたんですね。結構楽しんでやってくれてましたね。

くれちゃん :僕、お小遣いって子どもにあげたことないんですよ。

いとっち :どうしてるんですか、子どもは?

くれちゃん :中1、小5、年長、小遣いあげたこともお年玉もあげたことなかったです。

マネバナ :そういう意味では、教師じゃあないですか。
子どもに対してのお金教育みたいなものってあんまりないなと私は思っていて。それこそ、家庭内教育も、そのお小遣いとかもそうなんですね。
子どもに対するお金の教育というのは、どういうふうに考えているとかってあるんですか?

くれちゃん :学校ですか?

マネバナ :学校でもそうだし、家庭もそうだし。

くれちゃん :家庭では、この前も、投資家さんとプーケットに一緒に行ったときに息子を連れて行ったんですね。
海外旅行連れて行きたかったんですけど、いちばん子どもを海外旅行に連れて行きやすい時はいつだと思いますか?

いとっち :わかんないです。考えたこともないです。

くれちゃん :テスト週間なんですよ。

いとっち :テスト?

くれちゃん :テスト週間。テスト週間は部活がなくて、友だちみんなが勉強しているから、やることないじゃないですか。

講演録『豊かさを生むお金の秘訣』

会場: 笑

マネバナ :テストがあるじゃないですか(笑)。

いとっち :元学校の先生が言うことじゃない(笑)。

くれちゃん :テスト勉強の用意を持って、プーケットに行ったんですよ。
一緒に言った人たちが株式投資をやってる人で、ずっと空港で『四季報』を見させられて、ずっと『四季報』の勉強をしてました。「この会社はいいぞ」みたいな。

みきてぃ :学校でお金の授業とかあったらいいですよね。

マネバナ :株の話とかもね。

くれちゃん :学校のことを大間違いしていて、学校って学習指導要領に沿ってやってるから、そんなこと書いてないんですよ。学校でこれやれ、あれやれ言うけど、カリキュラムにないからね。
そういうのは、家庭でやったり他のところでもやれるので、「何でも学校に要求するな」って思いますね。

会場: 笑

いとっち :でもくれさん、学校の先生という立場で、いろいろな子どもたちとかご家庭を見てきた中で、お金というキーワードにおいて「この子たちの生活ってこうなのかな」と思ったことってありますか?

くれちゃん :いろいろな子どもがいるじゃないですか。
本当にもう家の中すごい状態の子とか、借金で逃げてきたとか、ガシャって開けたら引っ越し屋の段ボールでラーメン食ってたんですよ。「コントか!」と思って。

そんな「目の前で引っ越し屋の段ボールでラーメン食わなくてもいいじゃないか」という家庭もあれば、香港に住んで日本人学校に勤めていた時は、ガシャンってエレベーターが開くとそのエレベーターが玄関みたいなマンションの子もいたりとか。本当、いろんな差のある子たちが一カ所に集まっているので、そんな同じこと、できないですよ。

マネバナ :でも、そう言った意味でも豊かさの定義は人それぞれで、それは物質的な豊かさとしては素晴らしいかもしれないけど、じゃあ、たとえば新興国の子たちが全員貧しいのかとか、心が貧しいのかと言うと、そうではないと思うんですよね。

違いを知るとか、自分の中で豊かさを感じるようになるって、たぶん教育としてもすごく大事だなというのは思います。学校で教えてくれとかそういう話じゃなくて。

あの、何て言うのかな。
たとえばですけど、私、毎日ブログを書こうとしていて、昨日とか皆と飲んでてそのあと帰って「寝たいな」とか思いながらブログを書こうとしてたんですよ。で、ふと目の前を見るとですね、海がありまして、月の灯りがあって、その月の灯りが海に反射されていて、「おっ、すごいキレイだな」って感じたんですよ。

「俺はブログを書いてる暇があるのか」と。このブログを書いたら、もしかしたら1人2人の集客はできるかもしれない。
それよりもこの目の前の豊かさを感じる方が、もしかしたら人生豊かなんじゃないのかな、みたいなことに気づいたんですよね。
て考えた時に、もしかしたら皆さんはこんな所にいる場合じゃなくて、「沖縄に来て、海にも入らず帰るっていいのかな」とかね。

会場: 笑

マネバナ :豊かさって何だろうみたいな。
そこを自分で選択できるというか、「自分は今これを選ぶ」とか、「こっち側の豊かさを感じる」とかっていうのを選べる人が増えればいいな、と。

みきてぃ :そうですよね。全部、人生って自分の選択でできてるので、本当「何を大切にしたらいいか」というのを自分で問いかけて、見つけて、それを選べる人生が、やっぱりいちばん豊かなのかもしれないですね。



講演録『豊かさを生むお金の秘訣』

 

(Part3へ続く)

撮影:寺前陽司、上田修司、清川佑介


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