きっかけや専門が違っても、 行き着いたところは 本来備わっている自己治癒力

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講演録『体の声にすべてのヒントがある』Part1

 

体のことをお仕事にするスピーカー+質問家の4人が、それぞれの立場で語る「体の声のヒント」とは? まずはそれぞれのお仕事についてと健康とは?を語っていただきました。

2017年10月1日開催
しつもんカンファレンスin OKINAWA セッション4B


▼登壇者情報

スピーカー/
佐々木綾
AYAウィメンズクリニック
ホリスティック医(産婦人科医)

熊倉達之
一般社団法人リラクセンスボディーセラピー 代表

藤田友佳子
一般社団法人日本ボディリズムマネジメント協会 代表理事
株式会社 Tree of Heart 代表取締役
キャリアコンサルタント(厚生省国家資格)

質問家/
みちの えみこ
笑顔ライフ★プロデューサー
姿勢科学の専門家


みちの えみこ(以下、みちの) :おはようございます。

会場 :おはようございます。

みちの :質問家をさせていただきます、みちのえみこと申します。

今日はどうぞよろしくお願いします。

会場 :よろしくお願いします。

みちの :実は私自身も体のことをお仕事にしていて、私は姿勢の専門家なんですけれども、今日は別の分野の体の専門家の3人の方にお話を伺っていきたいと思います。おそらくここにお集まりいただいた会場の皆さまは、そういうものを楽しみにされているのかなと思うんですが、体とか健康のコツみたいなことも、お伺いしていきたいなと思います。よろしくお願いいたします。

しつもんカンファレンス「体の声にすべてのヒントがある」

みちの えみこ ニックネーム・えみちゃん

笑顔ライフ★プロデューサー、姿勢科学の専門家
http://ameblo.jp/happybodyandlife/

笑顔で世界征服を目指す、笑顔ライフ★プロデューサーのみちのえみこです。姿勢科学の専門家として、体と心の取扱い方をお伝えし、笑顔で元気に人生を楽しむ人を増やす仕事をしています。
皆様と一緒に、「よく食べ、よく眠り、よく笑い、よく遊ぶ」を実践している素敵な方々のお話を聴くのを楽しみにしています。

みちの :それではさっそく始めたいと思います。じゃ、スピーカーの皆さまマイクを。

スピーカー3人 :はい。

みちの :ではですね、スピーカーの皆さまに聞きたいことがまず一つありまして。「なぜ体のことをやってるの?」ということを、おそらく皆さん聞きたいと思うんですね。

会場の皆さまを含め、誰でも体は使っていますが、特に体のことをお仕事にするには、何かのきっかけがあるかと思います。そのきっかけですとか、原点とか、なぜその仕事や活動をするに至ったのか?ということを、3人それぞれ、お話しいただきたいと思います。

じゃ、ちょこさんからお願いします。

 

自律神経を整える、リズムに合わせる呼吸法

藤田里佳子(以下、ちょこちゃん) :皆さん、おはようございます。

わたくし、藤田里佳子と申します。ミヒロさんグループの方からちょこちゃんと呼ばれております。ちょこちゃんと覚えてください。

なぜちょこちゃんかと言うと、チョコレートが大好きということと、実は、ものすごく天然でおっちょこちょいで、このおっちょこちょいのちょこからきています。

しつもんカンファレンス「体の声にすべてのヒントがある」

藤田 友佳子 ニックネーム:ちょこちゃん

一般社団法人日本ボディリズムマネジメント協会 代表理事、株式会社Tree of Heart 代表取締役
http://body-rhythm.jp/

キャリアコンサルタント(厚労省国家資格)、メンタルヘルスマネジメント検定(T種・U種)。呼吸法による心身の健康ケアと豊かな人生のキャリアデザインをサポートする専門家。

ちょこちゃん :わたくしは2015年2月にボディリズムマネジメント協会という協会を立ち上げました。ボディリズムって、まだご存知でない方が多いと思いますが、簡単に言うと呼吸法です。

普通の呼吸法と違うところは、音楽、リズムに合わせて、ピッタリと呼吸をする。それによってセロトニンが活性化する、自律神経が整うという呼吸法になっております。

昨年、マイナビ社からこの『一日1分自律神経を整える呼吸CDブック』という本を出しております。著者の名前には入っていないんですが、協会としてこれを今、テキストに使っておりまして、制作協力ということで名前が入っております。本日、この本をお持ちして受付に置いてあります。

なぜ私が呼吸法を始めることになったかと言いますと、実はまったく違う普通のOLをしていたりですとか、子どもに英語を教えるという仕事をしていたんですけども、ちょうど3年前に、実はですね、肺が5分の1になって声が出せなくなる、そういう病気になりました。

本当に突然で、今思えばたくさんメッセージはあったんですね。メッセージという言葉がわかりづらい場合は、昨日、セッションを聞いていて思ったのは、“違和感”ですね。

いろんな体の違和感があったのに、無視したり、薬を塗って治そうとしてしまったり、そういうことをしていたら、どんどんどんどんいろんな病気になって、最終的に気がついたら肺が5分の1になって、救急車で緊急入院したことがあります。

ただ、先生から手術を勧められたんですけども、いろんな事情があって、手術をしない方法を選択して、呼吸法で治したということがあります。

「本当に人間の体の力ってすごいな」って、その時に思いました。

もともと先天性股関節症という、今思えばそれもまた生まれた時からの骨の異常というか形が違うということがあり、それが呼吸の病気のきっかけでした。先天性股関節症は、簡単に言うと、軟骨がほとんどなくて、関節にあたってしまってすごく痛いとか、可動域がない、そんな状態なんですが、3年前はもうまったく動けなくて。家の中を這って歩かないといけない状態だったのが、呼吸法によって、ここまで普通に、普段周りからは足が痛いと思えないというような生活ができています。

普段、皆さんは呼吸してますけれども、正しい呼吸をできていない。そのことを私が身をもって感じたので、呼吸法を楽しく続けられる方法をお伝えしています。

みちの :ありがとうございます。興味深いですね。

私も姿勢の観点で呼吸のレッスンを教えたりするんですけども、息を吸えてないとか、吐けてない方、いっぱいいるんですよね。

藤田 :本当そうですね。やったつもりになっていて。

みちの :姿勢の観点で、体幹にも関わってくるので、呼吸はすごい大事なんですけれども。

ちょこちゃん :そうですね。

みちの :ありがとうございます。ではゆるゆる、お願いします。

 

くつろいだ感覚を取り戻す、体に問いかけるセラピー

熊倉達之(以下、熊倉) :はい、皆さん、はじめまして。

名前は熊倉達之といいます。今、言っていただいたように、普段、ゆるゆると呼ばれておりますので、気楽に呼んでいただけたら嬉しいなと思います。

しつもんカンファレンス「体の声にすべてのヒントがある」

熊倉 達之 ニックネーム:ゆるゆる

一般社団法人リラクセンスボディーセラピー 代表
http://relaxsense.com/

一般社団法人リラクセンスボディセラピー協会を妻と共に主宰し、「からだに質問して、からだが無意識に望んでいる答えを引き出す方法」をお伝えしています。「自分も相手も共にゆるんでしまうヒケツ」を学んでいただく中で、こんな不思議な体験をされる方も→https://youtu.be/DaYdwFsP8T8

ゆるゆる: 私は、一般社団法人のリラクセンスボディセラピー協会を妻とともに主宰しておりまして、リラクセンス、あまり聞きなれない言葉だと思うんですけども、リラックスとセンス。で、まー、リラックス=くつろぐですね。くつろいだセンス=感覚。

「リ」って言葉は、リバースとかリボーンとか言いますけども、もう一度という意味がありまして、くつろいだ感覚をもう1回取り戻していきましょう、と。くつろいだ感覚っていつなのかと言ったら、こう、赤ちゃんの頃だったりとか、のびのび自由な、可能性がいっぱいあった時代を取り戻していきましょう、とか。

そのきっかけになるための体のセラピーというのを普段お伝えしている協会で、具体的に何をするかを言葉にすると、本当に難しいんですけども、強いて言うならば、前提としては「体はすべてを知っている」、その発想をもとに、「今体が何を求めていて、逆に何を求めていないのか」というのを、体のセラピー、体に触れるということを通して、その方に、もしくは自分に問いかけをしていく。そうすると体は、本当に正直で素直に教えてくれるので、それを通して、人と自分とセラピーするということをやっていくんですけども、普段は。

なので、お互いに楽になったりだとか、お互いがゆるみ合う、そんな関係性を築きながら、ある意味、お互いがお互いの可能性を広げてあげるような、そんな関係性を作っていけたらいいなと思って活動をしている次第です。

実際にこの活動をするに至った経緯は、もともと小さい頃、小児ぜんぞくだったりとか、アレルギー体質ひどかったりとかして、僕、おかしいんですけども予防注射1回も受けたことないんですよ。それに反応すると危ないからみたいな。逆に(予防注射が)打てないくらい弱くて、しょっちゅう、点滴を受けてる幼少期でした。

そのおかげで看護師さんとかお医者さんにお世話になった経験がすごくあって、自分もそんな何か人の役に立てることがあればよかったなと思っていて、時は流れるんですけども。その中で、手一つで人を楽にできるという「カイロプラクティック」がいちばん最初の出会いで、メスも使わないし、薬も使わないし、どうするんだ?ってことですごい衝撃を受けて。

「自分もやってみたいな」と思って学び始めたのが、今から20年くらいちょっと前くらいになります。でも、カイロってどちらかというと、型にはめていくことが多くて、「こういう時はこうだからこうしましょう、こうやったらこうなるよね」っていうことが多いんですけども、学んでいる時はこういうもんだなとかでいいんですけど、実際に実践していくと、「こうなるはずなのに、こうなる人もいれば、ならない人もいるよね」とか「、こんな反応する人もいるよね」とかいうふうに、本当に同じことやっても反応が一つじゃないんですよね。

だから、当時は「その分、勉強しなきゃ」と思って、いろんな型を増やしていったんですけども、増やして増やして増やしても、キリがない。「だったら相手に聞いちゃった方がいいんじゃないか」というのが、今に至っている感じで。

自分が何かしてあげるじゃなくて、「相手から聞いていきましょう」ということを基本に、その大切さをお伝えしたい、その体感を通してお伝えできればなと思って、やっています。

みちの :ありがとうございます。相手に問いかけるという感じなんですけど、ゆるゆるは魔法の質問の認定講師なんですよね。

はい、(今回のカンファレンスの)質問家の一人でもあって、実は今日、午後にセッションもあるそうなので、そちらもチェックしてみてください。ありがとうございます。

ゆるゆる :ありがとうございます。

 

“子宮回帰で生きる”産婦人科のホリスティック医

佐々木綾(以下、あや) :おはようございます。京都と大阪で産婦人科をしています佐々木と言います。

しつもんカンファレンス「体の声にすべてのヒントがある」

佐々木 綾
ホリスティック医(産婦人科医)
http://aya-womens-clinic.com/

女性が脱力して内なる光を発する愛され体創りをサポートしています。皆様どうぞ宜しくお願い致します

あや :もう素晴らしいことを皆さん言われていて、言うことは本当に共通していて。

私は逆に子どもの頃から病院に行ったことがなくてこういう仕事をしているんですけども、病院に行かずに、父親がちょっと病気をしていたこともあって、母親が家族や子どもを巻き込んで、代替医療とか民間療法とかそういったもので育ったんですね。

でも、こういう(医療の)道に入って、昨日の恋愛の松尾さんがされていたセッションで出た「鉄の女」じゃないですけど、「技術を早く身につけよう」とか、「一人前になって責任を持てるようになろう」とか、社会人になって働き出した最初の3カ月くらいで血を吐くようになって。

もともと体の声を聞いて生きてきたから、それをセーブするような生き方を初めてした時に、自分の好きな色とか好きなこととかがいつもだったらパッと思い浮かべたのに、わからなくなるということにすんごい恐怖を覚えて。

そこから、「あ、この働き方ではダメだ!」と思って、だんだん、自分の体のケアについて、知ってるつもりで生きてきたことが多かったんだなと思って。で、ボディケアなどをするようになりました。

あとお腹の中を見るので、内臓とその人の感情とかがものすごくリンクしていて、姿勢もそうですし、体型とかも含めて、いい悪いじゃなくて、来られた時にどういう背景で生きてこられたのかということが、その一人一人、やっぱりあるんだなということを感じる。

それと同時に、赤ちゃん、羊水の中で好きなように羊水を飲んでぐるぐるしていて、そういうリラックスした子宮の中の赤ちゃんと、本当に緊張されている婦人科疾患の方とかを、両方同時に見ることによって、大人になっても、先ほど言われてたように「赤ちゃんに戻っていけばいいんだ」と。

私、“子宮回帰”って言っているんですけども、そういう体になれば、いわゆるあるがまま生きれるんじゃないかということを、自分の体も実験しながら進めてきたという感じです。

今は普通の西洋医学の産婦人科の医院と、自分のところで、漢方とかカウンセリングとか、あとは子宮回帰で生きるような、体を緩める簡単なワークをやったり、気功をやったりということをやっています。

本当にできることって医療にないんだな、というのが、やればやるほど体感していくところで、で、五体満足の見た目で生まれてきていても、内臓だったりとか、中は、個性を持って生まれてきているということは、一見すると辛いことのような感じなんですけども、それが課題でもあり、才能にもなるんだなというのが、今、やっていてすごく感じていることです。

みちの :ありがとうございます。私や他の方は医師ではないので、お医者さんじゃない側から見ると、お医者さんでこういう柔軟な発想する方って珍しいと感じます。

お医者さんでこういう保険診療外のことをされている方はまだ少ないので、興味深いですよね。ありがとうございます。

あや :ありがとうございます。

みちの :今お話を伺っていて、共通していると感じることが、ご自身の体のことで何かきっかけがあって、気になったり見直されたりをしている、ということですね。

私自身もそういうことがあったんですけれど、力が入っている人がやっぱり多いですよね、なんとなく。

私は姿勢のことをやっているので、特にそういったところ、筋肉に関わってくるので、すごく見るんですけど。(筋肉が)張ってるんですよね、すごく力が入ってるなーって。「力抜いてください」って言っても、「抜き方がわからない」みたいなことが、すごくあったりするんです。それによって起きることが、大人になると出てきたり、子どもでもやっぱり、緊張するところにいたりすると、そういったことがあるんですけれども。

今のお話を聞いて思ったんですが、もともと人間の体って、自己治癒力とか自然治癒力があるじゃないですか。そういったものに着目していくところが、共通してるのかなと。

 

健康とは、自分のハッピーバランスを知ること

みちの :今日の朝、クリスタルボウルのセッションに皆さん行かれましたよね。

参加されていた方で力が入ってた方はいなかったと思うんですね。ああいう時間がやっぱり、今、皆さん足りなくて、体のことを振り返ることがないかなって思うんですけども。

 

しつもんカンファレンス「体の声にすべてのヒントがある」

(カンファレンス2日目の朝に行われたクリスタルボウルのセッション)

体のことと言うと当然、健康に関わるんですが、それぞれ(スピーカーの)皆さんが思う、「健康とはこういうことだ」というところを聞いてみたいと思うんです。じゃ、あやさん。

あや :健康って、一人一人概念が違うと思っているので、どこがその人のハッピーバランスになるのかというのをいつも見ています。

私が一言で、”健康”という概念を別の漢字で表すとしたら、”循環”とか”変化・変容”っていう漢字に、「絶対これが完璧」ということはないと思うので、その時その時、「これでオッケー」という風に、自信がなくてもいいから寄り添えているか、「自分のハッピーバランスが何か」を感じることを通して、積み上げていくものなのかなと思います、はい。

みちの :ありがとうございます。

先ほどあやさんが面白い話をされていて、台風の話。沖縄にね、今年、あまり台風来ないんですって。タクシーの運転手さんが言ってたそうなんですけど、「これだと海がダメになってしまう」という話をされてた。

あや :珊瑚が少なく死んじゃうみたいで。
で、そのおじさん曰く、「台風が来ないと1年、体調も変わるんだ」みたいなことを言われてて。

外から見てると、「台風来ると嫌だな、大変そうだな」って思ってたんですけども、本当に天候も、宇宙の一つの体とすると、“流す”というか、そういう役割があるんだなというのを、地元の人ならではの発想で教えてもらった気がしました。

みちの :そうですよね。わたしは、東京にいるんですけども、東京の人ってちょっと台風に弱くて、台風とか雨のシーズンとか、気圧の変化ですぐ体調崩される方やすごく頭痛がするっておっしゃる方がいるんですけど、わたし自身は、実は、「感覚が鋭い人だな」って思って見てるんですね。

だから、そういう気圧とかは、やっぱり、体にそういう反応が出るのかなって、勝手に思ってるんですけど。”循環”とか、すごいキーワードだと思っています。

ゆるゆるは、”健康”とは?

 

健康とは、“つながり”を持って体を使えること

ゆるゆる :そうですね、今の話を聞いていて思ったんですが、会場にいらっしゃる皆さんにやってみてもらおうかなと思っていて。

後ろから自分の名前を呼ばれたとしたら、振り向くじゃないですか。「振り向いてみてください」という時に、こう、どこを使って振り向くかな~ということなんですよ。

結構多いのが首で振り向いたりとか、たとえば、腰らへん(を使う)とか、いろいろあると思うんですけど、振り向くって、体のねじる動作ですよね。ねじる動作をするときに、首にしかねじる場所がないのかというとそんなことはなくて、首ってある意味背骨の一部で、その背骨って1カ所だけがクルンってなるのではなくて、1個1個、ちょっとずつちょっとずつちょっとずつ、ねじるんですよ。だからね、全部をねじっていくことができて、上から下まで全部使えるんですよ。

しつもんカンファレンス「体の声にすべてのヒントがある」

座っている状態だったら、股関節ありますよね、脚の付け根。たとえばだけど、そうですね、左足を前に伸ばして、前にぐーっと出していく感じにすると、その延長で右側を振り向いてください。その延長で後ろを向いていくと、多分、さっきよりもたくさんいけたりとか、無理なくいけると思うんですね。

本来は、(そうやって)いろんなところのつながりを作って身体って使えるはずなんだけど、だいたい手っ取り早い方を選ぶわけですよ。どこかだけ。それはなぜかっていうと、その場の“楽”ですね。その場の楽を選んで、それを選び続けると、どうなるかというと、使いすぎるところ、使わなさすぎるところというふうにバランスが崩れるわけですよね。

そういう意味でバランスだったりとか、あとは、キーワードが”つながり”、”循環”という話でしたので、”循環”、”つながり”を持って使うという発想が結構大事だと思って。それがちゃんとできているのか。

どこかだけ柔らかいとか…、たとえば、開脚はすごく柔らかくて他がガチガチだったら、バランスが悪いんですよね。だったら、本来とは違うんだけど、むしろ股関節が硬い方がバランス取れてたり、その方が健康だったりするかもしれないってことですよね。特に(どこかが)柔らかいんだったら、他もそれにあった柔らかさじゃないといけないし、柔らかい体だったら、いい道具を手に入れている状態だから、扱いが難しい。そこには可能性がたくさんあるとか、要素があるんですけども。

いずれにしても”つながり”って一つのテーマなのかなと、今、話を聞いていて思いました。

みちの :すごいね、面白いワードだなって。私も「姿勢やってます」って言うと、「背骨みてください」とか、「猫背なんです」とか言われるので。

全体を私は見るので、足の指に問題があるケースがあったりして、でも本人には全然、認識がない、ということがあるんです。それに通じるなって思いました。

ありがとうございます。じゃ、ちょこさん。

 

健康とは、笑顔でいられること

ちょこちゃん :私は健康とは、一言で表すと、“笑顔でいられること”というふうに思っています。

私も、3年前に肺と股関節の病気になって、ま、いろんな病院に行ったりとか、いろんな整体師の先生とか、いろんなところに行ってきたんですけども、いちばん最近では、とても有名な先生で、ダルビッシュ選手とか有名な選手もほとんど行ってるような、いっぱい診ている先生なんですけども、その先生の見解を伺いたくて行った時に、「全体を見てあなたはその悪いところだけ見てるけど、全体から見ると全部が素晴らしいんだから、なんでそこだけ見るの」って言われたんですね。

「個性の一つだな」というふうに、ちょうど言われたところで、ま、そこはそことして、声かけてあげて、「頑張ってるね」とか、で、「他もすごく頑張ってるんだから、どうしてそこだけ見るの」って言われたことがとっても印象的で。確かに、あの時は気にしていて、そうだなと思って、自分も協会の研究のためにいろんな病院に行ったりしましたけども、今、3年前とか、それに気づく前の生活と比べると、本当に笑顔で居られるなと思っていて。

実は先ほどの病気で、障害者の手帳を持ってますけども、障害者だから何か悪いとか、かわいそうとか全然ないなと思っていて、その人が「今幸せで笑顔でいる」、それが、健康なんだなというふうに、はい、思っております。

しつもんカンファレンス「体の声にすべてのヒントがある」

みちの :ありがとうございます。そうなんですよね。調子が悪いときって、だいたい笑えないですよね。

ま、当たり前なんですけども、それはすごく思っていて、お客様を見ていると、「この人、性格変わったのかな」って思う時があるくらい、体の調子が良くなってくると、あ、こんな風に笑うんだなということが増えるんですけど、そういった経験ってありますかね?

ちょこちゃん :そうですね。もう全然違いますし、自分の体のどこにフォーカスするかで、鏡で笑顔を見て、「自分は元気、楽しい」と思っていれば、気がついたら痛みがなくなったりとか、そういうこともありますし。

ゆるゆる :ありますよね。あと、痛みにフォーカスして、探すのが上手じゃないですか。ちょっと楽になると今度こっちが…とか、楽になると今度はここが…とか、探すのが上手なんですよ。

探すポイントを、逆に楽な方に向けてあげることが最適。探すことが上手なはずなのに。

ちょこちゃん :そうですね。

みちの :今の話は痛みがあったりとか、気になるところがあるケースなんですけど、全然感じていない方もいらっしゃらないですか?

ちょこちゃん :はい。そうですね。

みちの :なんかね、いますよね。

私、そういう方に出会うことが多くて、病気ではないので、逆に、病気になる前の方にお会いするのでそうなんですけれども。なんで聞いたかというと、私は、見た目や姿勢が気になるということがありますけど、あえて言うならば、「よく整体とかに行くと肩が凝ってますねと言われるけど、私は肩が凝ってるとは思わないんです」とか。人が言ったことをおっしゃるとか。

「自分でもわかんないけど、こう言われます」って感じで、自分の感覚はないのかな、みたいな時があるんですけど、あやさんはそういった方には?

 

感情と内臓の状態はリンクする

あや :そういった方多いですね。そういう方でも、感じてらっしゃるなと思って。

というのも、感情って女性は特に、月のものも含めて、いろいろあると思ってるんですけども、その、怒りとか悲しみとか喜びとか、全部一つ一つで成り立ってるわけではなくって、内臓…、東洋医学では内臓に感情が生まれて、感情が内臓に宿ると言われるくらい、感情のエネルギーと内臓の状態ってすごくリンクしています。

でも、そういうちょっと五感が塞いでる方とかでも、「嫌だなー」、「これはしたくないなー」っていう感情を絶対感じていると思うので、それだけで十分きっかけにもなるというか。

頭で言ってもたぶん、声やバイブレーションは、細胞が硬くなっていたり内臓が硬いと入らないので、その場合は、体を緩めてから腑に落としてもらうというのをして、ちょっと時間短縮をしてみたりしています。

しつもんカンファレンス「体の声にすべてのヒントがある」

みちの :ありがとうございます。
ちょこちゃんは、メンタルのことを専門にされていますよね?

ちょこちゃん :はい、そうですね。メンタルもしていました。
自分自身が本当に気づかなくて、今思えば、生まれた時から先天性の股関節症があったと親から聞いていたんですけども、すごい運動が大好きで、プロのテニス選手を目指すくらいずっと運動していたのでまったく気づかなかったんです。

今思えば、小学生の時に、右目が0.1で左目が1.5だったんですね。
なんか右側に出てたんですね、でもその時は、病院に行けば目のことだけ言われますし、「メガネしましょうか」で終わってましたし、右肩だけが動きづらいとかあったのが、今思えば全部メッセージだったのに、その時はその対症療法しかしなかったり、まずは、全身を見ていなかったり、すごくありますね。目も全部繋がってますもんね。

あや先生が言うように、そういう全体を見てくださる先生がいらっしゃるというのは、素晴らしいなと改めて思いました。

あや :あと、首を緩めるということが言われていて、首っていろいろ連動していると思うんですね。首は専門外なのであれなんですけども、首ってつくところって、首、手首、足首、乳首、そして女性だけにあるのが子宮の首なんですね。

子宮頸がんワクチンって聞かれたことがあると思うんです。その頸って首と呼ぶんですね。
だから、ゆるゆるさんがされている、首とか足首とか、股関節の首とか、されていることは全部女性にとっていいと思うし、もしそこがぐっと締まってると、子宮の中にいろんな感情が溜まって、ま、たとえばですけども子宮筋腫とか内膜症とか、婦人科疾患がすごく増えています。

子宮の中で循環しているけど、渦がちっちゃかったりとか、排出できないとか、出口がなくてこう自分の中で塞ぎこんじゃうとか、そういうことが体を緩める、子宮の首を緩めることで、簡単に始まっていくというのが女性の面白いところだなと……、全然話は違うんですけども聞いてて思いました。

みちの :ゆるゆるは感覚的にわかると思うんですけど、私のところには鬱とかでいらっしゃる方もいるんですけども。自覚がある場合もあれば、鬱じゃなくても、なんかすごく落ち込まれてるというか。メンタルの方かもしれないし、体調的なこともしれないですけども。

そういった方ってやっぱりすごい力が入ってて、首とか動きにくいな~というのはないですか?

ゆるゆる :あります。

もちろんメンタルの問題とか課題とかに対して、メンタルから直接働きかけをしていくのは一つの方法ではあると思うんですけども、案外、本人が気づかない体の部分からアプローチをしていくというのも、すごくいいきっかけになると思うんですよね。

ある意味、自分がこう、課題に向き合わざるをえないとか、向き合いたくないとか、蓋をしたりする部分があるわけじゃないですか。

そこを、何とか見せよう見せようと思っても、抵抗が必ず起こるわけで、でも逆に、体の部分だと「関係ないよね」って本人が思ってるところ、でも実はつながってるところ、そこから一つきっかけが作れるということも、方法としてはあるわけで。

自然とそこにも働きかけができて、緩みが生まれたりとか、気持ちも少し余裕もできたり問いができたりとか、見える角度が変わっていったりとか、出てきますね。

みちの :そうですね、ありがとうございます。
それぞれ違う専門なんですけども、共通しているというのが面白いなと思うんですけど。

(パート2へ続く)

撮影:寺前陽司、上田修司、清川佑介

 

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