講演録『夫が成功してしまうアゲ妻の作り方』Part 3

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自己犠牲をした上での内助の功はない。
「自分に何ができて、何ができないか」を
知ることで、お互いを尊重できる

 

セッションの後半は、夫婦の役割分担、パートナーシップにおいて大切にしていることなど、妻としての関わり方を中心に展開。最後は、「旦那さまのことをどれくらい愛していますか?」の質問で締めくくりました。

 

2017年9月30日10月1日開催
しつもんカンファレンスin OKINAWA セッション6B


▼登壇者情報

スピーカー/
山本 あや
マナカードリーダー
ロミロミ&クリスタルボウル セラピスト

宗像 みか
天然酵母石窯パン宗像堂を経営
沖縄サドベリースクール創立&運営メンバー

宮地 理津子
Current-R株式会社代表
日本医療ホスピタリティ学会 理事
日本歯科医療コーディネーター協会(JAMDPC)代表

質問家/
WAKANA
ホリスティックライフコンサルタント

 


妻として大切にしていること

WAKANA: 聞きたいことはいっぱいあるんですけどね、何を聞こう?(笑)
そうだなぁ…じゃあ、今、話の中で「奥さまとしての関わり」というキーワードが出たので、そこもちょっと聞いてみたいなって思うんですけども。

たとえば、宗像堂の店主の“奥さま”だったり、チャットワークの社長の“奥さま”として関わることもあると思うんですけど、そのときに心がけていること、大切にしていることはどんなことですか?

みか: 彼がパンを作り始めたころに、私も一緒に関わることもできなくもなかったと思うんですけど、ここははっきり、彼が作る人で、私は販売する人。宣伝をしたり…。そのとき分業したんですね。はっきり。

WAKANA: 役割を。

みか: 役割をはっきりさせたんですね。すごく探求するのが好きな人なので、そこに私は立ち入らない。私は私の楽しめる部分をやっていく。

私もともとマネージャー体質なんですね。マネージャーをやっていたことがあって。

WAKANA: 誰のマネージャーさんでしたっけ?

みか: 沖縄の民謡をベースにしたポップスを歌っていた「ネーネーズ」っていう人たちの初期のマネージャーをやっていたことがありまして。「マネージャー体質なんだろうな、私って」って思ってて。

でも、マネージャー体質だとつい気づいちゃうことがあって、「これやった方がいいんじゃない?」とか「あれやろうよ」「これはやめとこうよ」っていうのが出てくるんですけど、今大切にしていることは、やり過ぎないこと。ほんとにその人がやりたいことを、私は横からサポートするだけって思ってます。

WAKANA: なるほどね。あやさんは?

あや: 私は、彼の仕事で経理的なことを、経理の人の人数が足りなくなってしまって、”信頼”という部分でお手伝いしたことはあるんですけど、ほんとお金のことって苦手で(笑)。たぶん彼もそう思ってたと思うんですけど。そういう部分でお手伝いしたことはあるんですが、基本的には会社の中のことは、私は何も知らない。

ただ、合宿っていうのをするんですね。会社の全体合宿みたいなのがあって、その合宿のときの差し入れだけをするとか。労いの気持ちというか、みんなに「ありがとうございます」っていう気持ちを、としくんの気持ちを代弁する係かなっていうふうに思っていて。

子どもができる前は、出張があるとついて行ったりとか。それはやっぱり同じものを見たいっていうのもあって、共有するっていうので行ったこともあるし。

しつもんカンファレンス2017講演録『夫が成功してしまうアゲ妻の作り方』

そういう同じものを見るっていう意味で言えば、アメリカでチャットワークとしてインターンシップをするとなったときに、WAKANAさんやミヒロさんにも来ていただいたんですが、来られた方と一緒に食事をするのも、”共有する”一つの方法かなと。
だから、自宅に来てもらって一緒に食事をしたりとか、家族ぐるみで仲良くさせてもらったりとかっていうのは、私にとってもハッピーで。自分がハッピーなことしかできないから、結局ね。

で、子どもも一緒にそこの場にいて、みんなでファミリー感めっちゃ出す感じですけど、みんなで一緒に食べる。ご飯を一緒に食べる、そういう関わりをしていますね。

社員さんとも、シリコンバレーに出張で来られたときは、家に寄ってもらって、何も仕事の話はほとんど私はできないけど、プライベートな話をしたりする中で、主人が、最近彼とか彼女(社員さん)の話をしていたのを代弁するのも、私の役割かなと思っています。

WAKANA: 素晴らしい。社会でのとしさんっていう顔と、素のとしさんっていう顔があると思うんだけど、みんな社会のとしさんしか見れないじゃないですか。

ほんとそういう場があることで、そこをうまく繋いでね、1人の人間として別の部分も含めてあげるっていうのが家族ぐるみの絆になっていく感覚になっていくし、それをつくってるんだなって思いました。素晴らしいね。

理津子さん、“奥さま”として関わっていることで大切にしていることは?

 

知的な距離感をつくっていく

理津子: 奥さまっていうのが、なんか私はちょっとピンとこなくて。奥さんなんだけれども(笑)。すごく私たち長いですよね、いろんなことがありながら、でも、私は“知的な距離感”をつくっていくのがパートナーシップの上で大事だなって。

“知的な距離感”というのは、あるときは私が「どうしよう、どうしよう」っておいおい泣いて、お互い弱いところをシェアできる。

あとは、みかさんと同じだなって思って聞いてたんですが、仕事の上においてもいろんな顔があるわけです。いろんなポジションや役割があるわけですけど、分業すること。
うちで言えば、医療の質という点では絶対的に彼。マネジメントのある部門は私。お互いすっごくリスペクトしてやっていく。それはもう立ち入らない=とても自立した関係性になるんですね、お互いが。依存しない。そっちは彼、これは私の責任みたいな。

そういうのをひっくるめて、“知的な距離感”というのを私は自分の中で持って、彼と関わりあっている。

WAKANA: なるほどね〜。うまく感情の部分、情の部分とね、その思考の知的な、現実的な部分というのの、バランスがすごいなと思います。

理津子: そうじゃないと、すごく感情的に、私の方が一方的に怒っちゃったり、怒りたくなっちゃったりとか。彼も彼で。もうそうなってくると、夫婦ですので先が見えてきますよね。言った言わないとか、引く引かないみたいな、もうその悪循環に陥るわけですよ。

そうすると、何もいいことがなくて、そこから何も生まれない。エネルギーを使った割には。だから、どうせエネルギーを使うんだったら、すごくいいエネルギーにしていきたいなぁって思いますね。

WAKANA: なるほどね〜。勉強になる。でもこれは、妻としてというよりも、人としてですよね。誰に対してもそうな気がする。大切な人は特にね

理津子: 子育てなんかでは特に大事だと思う。

WAKANA: 子育てにおいてもそうですよね。なるほどね〜。

しつもんカンファレンス2017講演録『夫が成功してしまうアゲ妻の作り方』

WAKANA :ずっと、このテーマをやると決まってから考えてたことなんだけど、女性って本来子どもも産めるくらいですから、すごい強さを持っていると思うんですよね。その強さを、今の現代社会だと、だいぶ表現できるようになってきたと思うんですよね。

だから、起業をされたり、自分なりにやっていったりという女性の活躍が、すごく目立っている。ただ、その一方で、そうなっていくとパートナーシップがうまくいかなくなっちゃうっていう人も多いらしいんですよ。

中国の方から話を聞いたんですけど、中国人の女性は日本人の女性よりもっと強いし、一生懸命パッションもすごくあるから、自分の仕事に対するね。そうなってくると、子どもも里に返して、「旦那さまもいらないわ」くらいになって、それがすごい問題になってるらしいんですよね。

でも、日本でも若干そういうものを感じることが話を聞いているとあって。お三方とも海外によく行かれているのでよく分かると思うんですけど、海外の女性と日本の女性の決定的な違いというか、日本人の女性がすごく特別だと感じるのは、「内助の功をしながら自己実現ができる」という、この2つの能力を持っていることが、私は遺伝子的にスペシャルだなって思うんですよ。

 

自己犠牲はしない

そこをやっていくことが、自分自身も旦那さまも子どももハッピーになっていくキーなんじゃないかなって思うんですけれども、その辺いかがでしょう?
内助の功というか、女性がを旦那さんとよい関わり、パートナーシップを持ちながら自分を大切にして生きていくためには、どんなことを大切にしていけばいいかな?っていう……。

みか: そうですね……、絶対に自己犠牲をしないこと。

WAKANA: なるほど。

みか: 自分が。自己犠牲をした上での内助の功ってないんですね。そうすると自分の魅力もなくなってしまうし、相手を信頼してないってことにもなるんじゃないかなって思いますね。

WAKANA: う〜ん。なるほどね。自己犠牲をせずに、自分をまず大切にすることが相手を大切にすることですね。なるほど、素晴らしい。
理津子さんは?

理津子: その通りだなって思って。自己犠牲…、「やってあげているのに」って思った瞬間、もうほんとにそれはマイナス。
そうですよね、内助の功……。私ね、さっきWAKANAちゃんがおっしゃったように、海外から日本を見たときに「こんなにエレガントでスマートにできる内助の功ってすごいな」と思うんですよ、日本人の女性って。

結婚されている方どれくらいいらっしゃいますか?(会場のお客さん挙手)
メッセージとしたら、ぜひ、うまく内助の功を、自分がわくわくするようなやり方でやっていったら、もうね、福利なんてものじゃなくレバレッジが効いて、もうすごくいいことだらけなんです。
女性として生まれて、本来持ってる神様からもらったいろんなギフトがありますよね。これ全部使えるって思って。ほんとにこれは強みで、 自分が持ってないと逆にできないことだから、すごく自分の成長にもなるし。

男性の方にはぜひ、素晴らしい奥さまがいらっしゃると思うので、奥さまが「もっと内助の功をやりたい」という感じになるよう、その循環ですか。それを夫婦でうまく作っていくことができたら、すごい力になるし、一つのライフスタイルですよ。家族の形、夫婦の形もすごく素敵になると思うんですよね。

WAKANA: なるほどね〜。いいですね。

あや: ほんとにそうだなって思うんですけど。自己犠牲の上にもっていうのもすごく私も感じていて、境界線が大事だと思うんですね。それはどういうことかというと、自分は何ができて、何ができないかということを知ること。

「自分が何者かということを知る」みたいなことなんですけど、それを思うと、彼のことも尊重できるんですよ。できないことを知ってるから、自分ができないことをしてくれてるって分かるし、だから彼のことを心から尊敬できるので、そういう意味では、「ここはできるけど、ここはできない」というのを知ることは、自分の強さにもなるなって思っていて。

彼に対しても、「ここまでは私はできるけど、ここからは無理だよ」と言えるようにすると、彼は彼で「じゃあ、こういうことをしたらいいかな」っていうのが見えるというか、その関係性ができるというのはあるかなって思っています。

WAKANA: なるほどね。けっこう男性って分からないんですよね、きっと。
一生懸命大事にしたいのかもしれないけど、大切にしたいと思ってるかもしれないけど、要は「何をしてほしくて、何が好きで、何ができなくて」っていうのが分からない。

それを言うことで、注ぐところがフォーカスされて、エネルギーの循環が生まれてくるみたいなね。そういうところがあるのかも。

理津子: まさしくそうだと思った。できることとできないことをまず自分が分かり、あと、得意なこととそうじゃないこところ。不得手なところをいくらやろうといったところでパフォーマンスが落ちるし、さっきの自己犠牲に陥りがちなので、私なんかはできないところはもう頼みます、できる人に。そういうことは、すごく自分で気をつけてる。パフォーマンスできる人にお願いする。

WAKANA: うんうんうんうん。なるほどね。そうすることで、自分のエネルギーもほんとに向けたいところに、必要なところに向けれますもんね。へぇ〜、面白い。

 

旦那さまのこと、どのくらい愛していますか?

WAKANA: では最後に質問なんですけど、こんな質問しちゃっていいかな(笑)。
旦那さまのことをどのくらい愛していますか?

あや みか 理津子 会場(笑)

みか : そんなこと聞くって言ってなかった(笑)。

WAKANA: はい、どうぞ!
じゃ、理津子さんからどうぞ。

理津子: えー!う〜ん、どのくらい…。言葉では言い表せない。

WAKANA: 宇宙100個分とか、そこをあえて(笑)。「あぁ、このくらい愛すると旦那さまは成功するんだ」って、みんな分かりやすいでしょ?(笑)

理津子: え〜困った。う〜ん、正直言ってね、数値化もできない、なんか特別なスペシャルな存在なのかな?もしかしたら。パッと出てこなかった。

WAKANA: なんか少女みたいな顔になってた(笑)。

理津子: なんか100とか1000とかってそれがちょっと出てこないくらい、きっと特別な存在なのかなって。

WAKANA: いいですね。ありがとうございます。(拍手)
困った顔したみかさん。

みか: そうですね…、なんだろうなぁ。今世こうやって出会ってるっていうことは、何かこう、自分を磨かせてもらえる存在なんだろうなって思うし、向こうもそうだと思うんですね、きっと。お互い様でそういうことで出会ってると思うんですけど、数値化難しいですね。

WAKANA: 猪何頭とか、何でもいい。パン100個分とか(笑)。パンにたとえると?

みか: え〜どうしましょうね? え〜? ほんとに分からないですね(笑)。
はい…、”とってもとってもとってもとってもとっても”っていうのの何百乗ぐらい(笑)。

WAKANA : よかったですねぇ〜。(拍手)
じゃあ、もう最後。これが最後でございます。どうぞ!(あやに向けて)

あや: もうどうしよう。猪はもう一頭で十分(笑)。でも、ほんと自分を大切にするくらいかな。自分を愛するくらい。

ま、私たちは子どもの存在は一番かなって思います。でも、自分を大切にするぐらいに、想うかな。ほんとに運命共同体じゃないけど、そういうことなのかなって。

理津子: すごくぴったり!よく使うよね?(会場にいる旦那さまとアイコンタクト)

あや: 自分で思いますね。

WAKANA: なるほどね。ほんと運命共同体ね。

理津子: 私たちもその言葉よく使う。

WAKANA: へぇ〜そうなんだ。運命共同体として、猪さんの歩みを止めず、ちゃんと猪さんの見ているものをピュアな同じ目で見れる心で。
そして何よりも、自分がハッピーだっていうことが、成功しちゃうアゲ妻の秘訣でござました〜!

今日はありがとうございました。(拍手)

 

しつもんカンファレンス2017講演録『夫が成功してしまうアゲ妻の作り方』

撮影:寺前陽司、上田修司、清川佑介

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